ブログエントリーが読み切れないほど存在するほど注目の「iPad」だけど(なんか既にiPad専用のブログとかできちゃってるくらい)、ドコモの山田社長もかなり注目しているようだ。
ドコモ山田社長「課題は迅速な対応、iPadにも強い興味」 – ケータイ Watch
NTTドコモ山田社長、「iPadはiPhoneとは違う、積極的にやっていく」と明言 – CNET Japan
日本ではWiFi版が3月、3G版が4月らしいが、3G接続を担うキャリアがどこになるのか興味深くなってきた。
普通に考えればブランドイメージの継続性から考えてもソフトバンクが対応してくるんだろうけど、上記の記事を読むとドコモが対応してくる可能性も結構あるんじゃないかなぁと。
(当然KDDIは空気なので、というか対応ムリなので論外)
確かにiPadは「携帯電話」じゃないから、別にキャリアメールもiモードもおサイフも対応する必要がなく、ドコモにとっては限りなく導入しやすい端末なハズ。
「Xperia」の前例を作ったおかげで、変なドコモ仕様じゃなくてそのまま「iPad」ブランドで売ることにも抵抗がないハズ。
で、iPadはどう考えても「2台目」になるので、ドコモとしてもARPU向上が見込める。
(フォトフレームを売ってるのと同じ理屈で売れば良いだけ)
なんだか導入しない理由が無いんじゃないかとすら思える。
ただ気になることも。
iPadで“micro SIM”と呼ばれるSIMカードが採用されたと伝えられていることについて「ドコモでもmicro SIMの標準化を作業したことはあり、対応するのはそう難しくないと考えている。ただ、具体的には今から着手するということになる」と説明。続けて代表取締役副社長の辻村清行氏が「micro SIMは標準化上、mini UICC(ミニユーアイシーシー)と呼んでいる。少しソフトウェアを変えなければならず、検証の必要があるため、実際に導入するには数カ月時間がかかる。しかしM2M(機器間通信)ではmicro SIMが
主流になるだろう。micro SIM自体は、従来のSIMカードより劇的に小さくなっているわけではない」と語り、技術的な課題は小さいとの見通しを示した。
ケータイ Watch
ということで、SIMが特殊だから時間がかかると。
ソフトバンクも同じなんだろうか。
でも公式ページで3G版は4月発売とされている。
とすると4月はソフトバンクがまず対応し、その後ドコモが参入してくるという構図か?
僕はWiFi版でOKと思ってるのであまり関係ないが、ドコモやソフトバンクがどんな料金プランを出してくるのかには非常に興味がある。
回線の品質を考えると、同等料金ならドコモを選ぶ人は多いハズ。
iPhoneでソフトバンクにやられちゃった分、ドコモはここで思いっきり戦略的な価格を打ち出すのも面白いんじゃないか?
月額料金がムリなら販売奨励金出して1万~2万円程度で買えるようにしちゃうとか。
でも対応時期がソフトバンクより遅くなるとすると微妙だなぁ。
いずれにせよ、3G版が欲しいユーザーはかなり迷うことになりそう。
それにしても、Xperiaの時といい、ドコモの山田社長って結構積極的。
なんかすごく見直した。
「Xperia」というブランドで行くこともリーダーシップを発揮して決めたらしいし。
Xperiaの発表の時に「Skypeのような上り通信を使うアプリが使いやすい」なんて言っちゃう人だし。超リベラル。なんかNTTっぽくない。
Twitterで事情通っぽい人のTweetとか見ると、どうもiPhoneの時も山田社長は積極的だったらしい。社内の抵抗勢力かなんかが止めたんだろうか。
ドコモ内部が官僚化しちゃってるのかなぁ。
山田社長には是非とも引続きリーダーシップを発揮して、今度こそ「反撃してもいいですか?」を見せて欲しいなぁ。超応援してます。