今日のドコモの新機種発表で、3キャリアの冬春モデル発表が一巡した。
ということで、いつもながら個人的な雑感を。
なお、各社のモデル比較はadakodaさんのとこが分かりやすい。
ソフトバンク
ソフトバンクのAndroidが全部OS2.2だというのは結構な驚きだった。
「OS2.2と2.1の越えられない壁」を徹底的にプレゼンし、XperiaをはじめとするOS周回遅れユーザーの心を深くえぐってくれたのは、いつもながらパンチ力に溢れていた。
ただ、ソフトバンクの「メインはあくまでiPhone・iPad」という煮え切らないAndroidへの対応は、Androidファンとしてはかなり萎える感じ。もっと言うと「きっと心の中ではAndroidをバカにしてるんだろうな」という感じ。
なんせ、iPhone・iPadを使ってない人は「人間として大丈夫か?」とか言っちゃう人だからなぁ。
通信キャリアのトップとして、その発言は大丈夫なのか?
全端末OS2.2搭載というのも、単純に他キャリアへの対抗という所だけしか考えてないような印象を持った。
相当急いで作らせたのでホットモックがヤバイ出来だという噂もあるし。
揃えられた機種が結構良さげなだけに、なんか勿体ない。
個人的に興味のある端末はやっぱDesireHDとSTREAKかな。
ただDesireHDは無駄にデカイ感じだし、STREAKの5インチも少し中途半端感。
iPhone偏重キャリアということと、通信品質を考えると、わざわざソフトバンクに移行してまで機種変更しようとは全く思わないかなぁ。
(個人的に、通信キャリアとしての姿勢が嫌いという面が一番大きいけど。)
ドコモ
一方のドコモのスマートフォンについては、事前に情報漏れまくりで特にサプライズは無かった。
ただ、LTEの開始とか、Evernoteプレミアム会員特典、iモード向けのドコモマーケット開始、spモードの無線LAN対応など、結構盛りだくさんだったように思う。
Androidスマートフォン
やっぱり個人的な注目は東芝の防水対応ガラパロイドのT-01Cかな。
auのIS04とほぼ同じだけど、発売時期がauは来春なのに、こっちは早ければ年内にもということで、完全にIS04の存在意義を消す形に。
端末デザインもIS04よりは少し良さそうな感じ。
一方でSHARPのLYNX 3Dはソフトバンクともカブる上にOS2.1ということで、イマイチかも。
というか、フロントの4つのボタンの一つが電源ボタンとか、デザインも意味不明かつイマイチ。
ただ、SHARPのAndroidは実機を触ったIS03の印象が良かったので、触ってはみたいかなぁ。
LGのOptimusはOS2.2なのとハードキー搭載がなかなか魅力的。
だけど位置づけ的にLow-Middleレンジな端末なので、僕みたいなSpec厨にはイマイチかなぁ。
これらのスマートフォンについては、今週末のドコモの新機種Previewイベントへの招待に当選したので、そこで実機を触ってみる予定。
実機のインプレ等は別途またエントリしてみたい。
さて何を買おうか
T-01CもLYNX 3Dも来春にはOS2.2アップデートが宣言されているのはペリアユーザーとしては羨ましいところ。ただ、逆に言えばこの冬はOS2.1でも良いのかなぁなんて思ったりも。
おサイフの本格的な対応も来年に入ってからみたいだし。
第一志望のT-01Cも東芝初のAndroidというところが少々不安でもある。
ということで、個人的にはXPERIAで来春までは過ごせそうと思った次第。
今回のモデルではやっぱり当初予定どおりGalaxyTabに特攻かなぁと思っている。
まぁ実機を触ったらまた印象が変わるかもしれないけど・・・。
ちなみにXPERIAの次のスマホは国産ガラパロイドと個人的に決めている。
グローバルモデルも良いんだけど、やっぱり単純に出来ることの幅が広がる方が嬉しい。
グローバルなAndroidの動向にキャッチアップしていく役割はGalaxyTabに期待。
その他
ガラケーを買うつもりは全く無いのだけど、今回のモデルの中ではTouchWoodが結構いいなぁと思った。
このデザインでAndroidスマートフォンだったらかなり欲しいかも。
ぶっちゃけiidaのグロスマホよりはこっちのが全然いいだろ。
あとはLGのデジカメ携帯もかなりトンガってて面白い。
夏モデルもLGのガラケーが個人的には凄く良いなと思ってたのだが、LGは他の国産メーカーには無い分かりやすいウリがあっていいなぁと思う。
ただおサイフとかGPSに対応してないのは残念なところだけど。
iモード向けのドコモマーケットは、スマホ向けのドコモマーケットをいきなり大幅に上回るコンテンツ量でビックリ。
MusicStoreでいきなり100万曲とか、スゲーなぁと。
なんでそれAndroidに持ってきてくれないのかなぁ。
(まぁ持ってきてもどうせ1曲400円とかクソ高くてDRMも厳しいのだろうけどw)
ただ、前から繰り返し書いているけど、iPhoneに比べてAndroidに不足しているのはこうしたコンテンツの量とかマーケットだと思っているので、スマホでも早く同程度の展開をして欲しいところではある。
LTEも他キャリアにかなり先駆けて始まることが発表された。
東北の田舎住まいの僕には当面関係無さそうだけど。
ただ来年の下半期にはLTE対応のスマートフォンも出るという話。
利用料もFOMAからあまり上げないようなので気になる。
というか、本当に来春にXPERIAを機種変するのが正解なのか少々迷うところだ。
ただ、エルテーイーという山田社長の発音はちょっと笑った。
エヌテーテードコモのエルテーイーですかw
もうガラパロイドはSIMフリーでいいんじゃね?
3キャリアのラインナップが揃ったところで改めて思ったのがコレ。
春〜夏に比べるとAndroidのラインナップが一気に充実したなぁと思っていたんだけど、よく考えると国産ガラパロイドについてはキャリアの間でカブりまくり。
ちょっと図にしてみたけど、些細な違いしかない国産端末が多すぎる。
まぁ主にSHARPが頑張りすぎてるせいなんだけど。
もうこんなんだったら国産ガラパロイドは実質的にSIMフリーじゃないかと。
もう本当にSIMフリーにしちゃえば、メーカーも楽になるしユーザーも分かりやすいじゃんと。
ソフトバンクだってiPhoneだけ守れればいいんでしょ、と。
そうなれば、後は純粋にユーザーがキャリアの力量を見て選択できるし。
現状では結構キャリア毎のバランスも取れてる感じだし。
「回線は一流、サービスは二流」のドコモ。
「口先は一流、回線は三流」のソフトバンク。
「実績はないけど回線もサービスもそこそこ良さそう」なau。
・・・あ、ソフトバンクを積極的に選ぶ意味がないかw
一方でグローバル端末についてはキャリア毎にメーカーの囲い込みがハッキリしてきた感。
ドコモはSamsungとLGという韓国メーカーをしっかり押さえているのが結構強いかも。
ソニエリもAndroidについては多少地雷臭があるけど、やっぱりブランド力は強い。
ただ、HTCをソフトバンクに押さえられた?のが少々痛い。
できればMotorolaを押さえてくれると嬉しいかなあ。
ソフトバンクはHTCとDell、Huawei、ZTE等を押さえててコチラも結構強力。
まぁAppleを押さえてるのが一番のポイントだけど。
auはちょっと弱い感じがする(IS06は結構良い端末との評も多いけど)。
まぁガラパロイドにこだわってるし、それはそれで良いと思うのだけど、上記の通りガラパロイドは各キャリアでカブりまくってるので、端末での差別化が難しい印象がある。
とりあえず、冬春モデルに関する雑感をいつもながらダラダラと書いてみました。
来春にどんなモデルが出るのかも楽しみだなぁ。
個人的にはガラケー時代に好きだった富士通に期待なんだけど。
来春のSIMロックフリーの流れは非常にありがたいですね。
auはその辺よく分かってると思います。かなりMNP考えましたしw
SH-03CがMSM8255じゃないっぽいと情報が出てきた時点で、もっさり覚悟でT-01Cに特攻する踏ん切りがつきました。
負荷のかかる3DなのにSBより古いSnapDragonの上、ドコモに3Dコンテンツの支援が期待できるとは思えない。
T-01Cはハードもソフトもほぼauと共通なので、アップデートも効率的に行われる可能性が高いと踏んでいます。
>rolling_moaiさん
T-01Cいっちゃいますか!いいなぁ。
モッサリという声もありますけど、ベンチの数字とか見ても悪くないと思いますよ。
まぁGalaxySと比べてはいけないのでしょうが。
僕も今週末にやっと実機を触れる予定ですので楽しみにしています。
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