今日のドコモの発表で3キャリアの冬モデルが一通り発表されたので、恒例の雑感でも。
なんか全体的に盛りだくさんすぎて、まとまる自信は全くないw。クソエントリ必至。
あといつもながらドコモユーザー視点なのはご容赦いただきたい。
まぁとにかく夏にも増してスマホだらけの大混乱大会といった印象。
数が多すぎて、以前のように個別の端末を一つ一つ検討なんてしてらんない感じ。
選択肢が多いのは良いことだけど、ここまで揃っちゃうと逆にユーザーは混乱しそうだ。
大半の端末は埋もれてしまって、端末単体として個人的に気になるモノが逆に少ないという感じ。
新たな検討要素「次世代ネットワーク」
端末単体の訴求力が相対的に弱まったことに加え、今回の冬モデルでは新たな検討要素が出てきた。
3Gの次のいわゆる次世代ネットワークだ。
年末から年明けにかけて、ドコモの「Xi」、auの「WIMAX」、ソフトバンクの「4G」が揃い踏みすることになる。
まぁSBの4Gはとりあえず発表しましたってだけで具体的な姿が全然見えないのではあるがw
ということで、この冬のスマホ選びは、まず「どのOSプラットフォームを使うか」を決め、それがAndroidなのであれば次に「どの次世代NWを使うか」を決めてから個別の端末を選びにかかることになるのだろう、という気がする。
auの冬モデル
今回も台風の目になったのは先陣を切って発表を行ったauだろう。iPhoneを獲得したことは言うに及ばず、個人的にはAndroidのラインナップもかなりバランスが良く、WIMAXによる差別化ができていて、かなりの好印象だった。
端末単体の魅力でいうと3キャリアでは一番ではないだろうか。
秋に発売済みのWP7端末も含め、主要なスマホOSを全部取り揃えた唯一のキャリアとなったので、「未来は選べる」というキャッチフレーズはそれなりに納得できる感じだし、auユーザーは多様な選択肢があって羨ましいなぁと思う。
ただ、気になることも2点ほど。
まずは「Android au」の看板をいとも簡単に捨て去ったことに代表される変り身の早さ。
未来に行くならAndroidを待てって言ってたのに、キャリア自身が違う未来に行っちゃった。
IS03をはじめとするAndroidユーザーは今後のサポート等に不安を感じるのではないだろうか。
気になるもう1点がサービスが端末に追いついていないこと。
iPhone向けのキャリアメールが15分間隔でしかできないとか、iMessageやFaceTimeが使えないだとか、結局ソフトバンクに比べて回線品質以外は魅力度が低いみたいな状態になってしまっているのは気になる。
夏のacroもそうだったし、WP7もそうだった。
せっかくの売れ線端末たちがとっても勿体無い感じ。
全体的に、発表時の好印象とか熱狂が少しずつ冷めてきているような気が。
結局また色々投げ売りとかになるのではないかと興味津々で今後の動向を注視していきたい。
ソフトバンクの冬モデル
iPhoneがauからも出ることになってまさに崖っぷちかと思いきや、華麗な移行プランや敵失のお陰で意外になんとかなりそうで良かったですねという印象。ただ、iPhone集中戦略ゆえにAndroidやガラケーへの雑な取り扱いが続いてきた影響で、やはりiPhone以外の端末がパッとしない。グローバルモデルはDELLとZTEだけで、ガラスマは京セラ以外は他キャリアと似たり寄ったり。
唯一僕の興味を引いたSHARPのICS搭載スマホも来春とかで、ドコモからGalaxy Nexusが出ると分かった今となってはネタにもならないし。
次世代ネットワークである4Gとか、3Gのハイスピード版も色々ハッキリしない。
なにしろ他キャリアと違ってエリアマップも無く「政令指定都市99%カバー」とかワケが分からない。
XGPを4Gとして打ち出してきたのは意表をつかれたけど、さてどうなるか。
今後の展開を生暖かく見守りたい。
ドコモの冬モデル
ドコモはとにかくXiをはじめとする料金プランが非常に斬新だった印象。期間限定とはいえ、テザリングと24時間ドコモ同士通話無料を入れて5000円台で済んでしまうのは凄い。
更にXperia SO-01Bの回線を寝かせている僕としては購入サポート残額のキャッシュバックもかなり魅力的。
とにかく早くXiに移行してしまったほうがオトクという状況を作り出しており、夏にXperia acroに替えたばかりの僕でもかなり考えてしまう内容となっている。
一方で端末の方はガラケーもタブレットも含めてとにかく充実はしているものの、個人的に「コレ!」という端末はあまり無かったりする。
一応看板モデルのGalaxyとXperiaもあるものの新鮮味が足りず、その他大勢のガラスマもなんかガラケーなノリのせいかイマイチ物欲を刺激してこない。
魅力的なのはソニタブのP、7インチの新しいGalaxyTab、Vita、そしてGalaxy Nexusくらいか。
今回からスマホを「NEXT」と「with」の2シリーズに、ガラケーを「STYLE」に分けて少し分かりやすくなった気はするが、そもそもがよく分からないカテゴライズだったので割とどうでもよかったり。
まぁ個人的には「NEXT」シリーズにしか興味を惹かれないので、「with」と「STYLE」のことは考えなくて良いという意味ではハッキリしたかなw
サービス面ではスマホ版iモードと言える「dメニュー」と「dマーケット」が発表された。
昔からスマホを使ってる層にとってはどうでもいいというか、むしろプリインアプリが増えて邪魔なだけという風潮だけど、これはこれで意味のあることなんだろうなぁと個人的には思う。
先日やっとスマホに替えたばかりの僕のヨメなんて、アプリなんかはほとんど使わずに律儀にドコモマーケット見たりしてるからなぁ。こういうユーザーの方がきっと多数派である以上は必要なサービスなのだろう。
個人的にもBeeTVを愛用してたりするので、その強化版である「VIDEOストア」の定額見放題はなかなか楽しみだったりする。
月額525円という値付けも絶妙で、結局huluの課金を見送っている僕もこれは課金しようと思っている。
実際のところどうかは動画ラインナップを見ないとなんとも言えないとこではあるけども。
ということで、全体的に隙のない発表だったかなぁという印象。
ただ衝撃度の高かったのは価格訴求の部分だけで、「結局のところ今後は土管屋同士の価格競争になっていくのかなぁ」というあまり楽しくない未来も垣間見えたりした(ユーザーとしては嬉しいのだけど、僕も土管屋に近い仕事をやってるので嬉しくない)。
まぁでもiPhoneが無くてもドコモはドコモなりの世界観を確立しており、土管の品質・魅力的な料金プラン・豊富な端末ラインナップを武器にしっかりシェアを維持していきそうな気はする。
(特にVitaは純増をかなりかさ上げしそうな予感)
買うとしたらなんだろうなぁ
以下は完全に個人的な物欲のメモ。そもそも夏にメイン端末をacroにしたばかりなので購入意欲はあまり高くなかったりしたのだが、こうも色々端末が出てくると検討の俎上に上げてもいいなと思うものもいくつかはある。
ただ、回線を一杯契約したりするほどの甲斐性は残念ながら持ち合わせていない「似非ガジェット好き」なので、回線の新規契約は全然考えていない。せいぜい寝かせているSO-01Bの回線を復活させるかどうかだ。
ドコモユーザーとして検討するならやっぱり早ければ早いだけ良いXiへの移行。
となるとXiスマホが対象となってくるのだけど、既にacroでおサイフ漬けになってしまってる僕としては、4機種のXiスマホの中ではやっぱり「全部入り」の3端末のどれかとなる。
ただ、MEDIASは身近に夏モデルのwpを持ってる人がいて色々不具合に苦しまされてるのと本体重量が重すぎなので無いかなぁ。となるとあとはOptimusかArrowsXかを実機を見て判断ということになるかなぁ。
Arrowsはクレードルなんかも付いてて良さそうなんだけど、富士通端末については少し不安もある。
というのも、ヨメがF-12Cユーザーでこれまた色々とストレスを溜めてたりするので。
僕も触ってみたけど、acroと同じ2.3.3とは思えない挙動をたまにする。
再起動病もあるし、数分間ダンマリになったりするし。アップデートを失敗したりもしてるし。
ということで、ちょっと色々不安なXiスマホだったりする。
青森という地方住まいとしては、Xiのエリアも気になるところ。
試しにWIMAXのエリアと比較してみたが、やっぱりXiは特に12月時点ではまだまだ厳しい感じだ。
となるとauのWIMAXスマホも少し気になってくる。全部入りのArrowsZあたりが。
一方でICSを早く触ってみたいという意味では「Galaxy Nexus」、Mac使いのApple信者としてはジョブズの遺作である「iPhone4S」も欲しかったりする。ただ、基本的にメインは一台にしときたいのが悩みどころ。
おサイフはacroで使うと割り切って「2台目」として導入するというスタイルも無くはないけど、そもそも使いわけが面倒で結局acroで十分な気がするし、月々の維持費が上がってしまうのもイマイチだ。
Galaxy NexusがLTE対応してないというのも惜しいポイント。
とまぁ色々と思考と物欲を巡らせてみるのだが、なかなか結論が出ない。
SONYのHMDやVitaなど色々と物入りな年末なので無理して買う必要もない。
今日の発表で山田社長がお漏らししてた来春のXperiaニューモデルまで待つかなーという思いも。
などと迷ってる時が一番楽しいですねー。
ということで本当にまとまりのない雑感終わり。