(上記写真は「eclairOG1.2」というROMのもの)
カスタムROMな世界では、Android1.6(Donut)ベースのROMが安定してきた一方で、Android2.x(Eclair)でも実用的なROMが出回り始めているようだ。
僕もここしばらくは「SuperD 1.5.1」(Donutベース)でやってきたが、そろそろEclairも体験しておきたいな~ということで、2つほどROMを試してみた。
ROM 32B SuperEclair 2.1 con kernel “Made in Spain”
[ROM]2.1_AOSP Hero_over starts anew.Sexy new launcher eclairOG1.2
SuperEclair 2.1
これが最初に入れたROM。ここ数日、「ちょっ早」ということで話題になっていた「CSDI」というスペイン発のROMがあるが、そのCSDIをKernelに迎えたEclairがコレである。
実は結論から言うと、スクショも取らずにWIPEしてしまったのだが、じゃあこのROMが全然ダメだったのかというと、そんなことは無かったりする。
速度も安定性も意外にかなり満足度の高いものだった。
(HOMEが3面というのはちょっと残念だったが)
ちなみに日本語ロケールも完備であり、エスパニョールな香りは全く無かった。
もちろん、LiveWallpaperもちゃんと動く。
難点は、マーケットに出てこないアプリがあるというとこに尽きる。
特に常用のTwiccaやTwidroid PROが出てこないのが致命的だった。
MarketEnablerで色々小細工もしてみたがダメ。
とりあえず今後の発展に期待しつつ、サヨナラした。
eclairOG 1.2
でもって、次に入れたのがこのROM(冒頭の画像)。下記のブログ記事を見て、良さそうだったので焼いてみた。
com★together HT-03A カスタムロム ~eclairOG1.2~
上記ブログに書かれているとおり、これがかなり良くて、現在常用モード。
速度的にDonutベースの「SuperD」やら「Dwang」に劣るのは確かだが、それでも常用できないほど遅いということもなく、ストレスを感じないギリギリのとこくらいで動いてくれる。
また、安定性も悪くない。HOMEが5面あるのも良い。
ごくたまにHOME落ちしても、復帰が結構早い。
日本語ロケールも完備。
マーケットも問題無く使える。
ということで、Eclair体験するにはなかなか良いROMなんじゃないかと。
問題があるとすると、YouTubeが音声しか聞こえないことくらいか。
これは今のところEclair系のROM共通の問題らしい。
カメラで、撮影した後に画像がヒドイ表示になったりする問題もあるが、実はちゃんと撮影されているので、そんなに大きな問題ではない。
あ、あとナゼかfoursquareアプリが強制終了しちゃうのが個人的には少々痛い。
Mayor取られちまうよー。
当然、LiveWallpaperは普通に使える。
意外にHT-03Aでもちゃんと動くのがスゴイ。
機能的には無意味なのだが、思わず使ってしまう魅力がある。
MarketでもいくつかのLiveWallpaperをGETできる。
標準のアプリもちょっとした変更がされていたりする。
例えば上記の「時計」アプリ。
表示フォントがカスタマイズされて置き時計にしても見栄えがするような作りになっており、天気を表示していたり、ギャラリーや音楽プレイヤーへのショートカットが置かれていたりする。
アラーム設定画面もなんか洗練されている(日本語の曜日表示もOK)。
Gmailアプリにも小変更が。
間違って削除等しても復旧できる「Undo」機能や、メール詳細画面から次のメールの詳細画面に移動できる「Older」ボタンなど(これまではイチイチ一覧画面に戻る必要があった)。
結構かゆい所に手が届く変更な感じ。
残念ながら「強制引用」は修正されていないが…。
ということで、最後はこの「eclairOG 1.2」のROMを入れて、HT-03AでLiveWallpaperが動いている様子などを動画レポにしたので、貼っておく。
EclairのROMは今後も毎日のように出てきそうな状況ではあるが、この「eclairOG 1.2」はとりあえず体験してみたい人には結構オススメできると思う。