LAYARに遅れること9ヶ月あまり、やっとAndroidにもセカイカメラが登場した。
しかし何故かアメリカのMarket限定でのリリース。
そしてAndroid2.1(Eclair)以降が必要という最近流行のプレイ。
日本のAndroidユーザーには極めて敷居の高い状態でのリリースである。
auのIS01にプリインストールされると聞いていたので、てっきりAndroid1.6(Donut)以降の対応だと思っていたのだが・・・。日本で出るときにはDonut対応になるのだろうか。
それでも日本で使う
こういう場合は悲しいかなXperiaではどうにもならない。ということで、困ったときのrooted HT-03Aの登場だ。
当然、OSはCyanogenMod-5の正式版でEclair対応済みだ。
カスタムROM入れてるようなHT-03Aユーザーには激しく今更ではあるが、USのマーケットにアクセスするには「MarketEnabler」というアプリを野良で入れる必要がある。
今回はUSのT-Mobileに偽装してみた。T-Mobileのところを長押しすると「fake this provider」というメニューが表示されるのでそれをタップするだけだ。
その状態でMarketを立上げ「sekai」で検索すると、ちゃんとセカイカメラアプリが出てくる。
今日の夜の時点でダウンロード数はまだ50未満。
iPhoneの時と違って随分ノンビリとした立上がりのようだ。
早速使ってみた感想
使ってみた感じを最初に簡単にまとめておく。なお、僕はiPhoneを持っておらずiPodTouchではセカイカメラは入れられないので、今まで長いこと指をくわえて見ていた状態だった。なのでiPhone版のセカイカメラでどんなことができるのか正確には知らない。
ただ、どうもiPhone版に比べると機能的にはかなり劣っていると思われる。
Android版のVersionは2.0.0版となっているのだが、iPhone版の2.0.0のリリースにある「セカイライフ」とか「Twitter連携」とか「動画投稿」とか「縦持ち」対応とか・・・もろもろの機能が丸ごと無い状態だ。
おそらくだが、iPhone版の最初のリリースの時と同じ程度の機能しかない。
ということで、「Android版はスゴイ」的な前フリを何度も聞いていただけに正直拍子抜けかも。
まぁこれも今後に期待と言うことだろうが。
あと、HT-03Aだと異常に動作が重い・遅い。そして強制終了多数。
NexusOneで開発しているようなので当たり前なのだろうが・・・。
(ぐぬぬぬ・・N1フラグがまた立ってしまうじゃないか)
Xperiaでどの程度実用的に使えるのか興味深いところ。
機能の概要
起動したら、まずはアカウント作成をしよう。
ユーザー名とパスワードを入れるだけの簡単仕様だ。
作ったアカウントでログインすると上のような画面になる。
(ただ、位置情報測定→データ読込みにかなり時間がかかるが)
これが基本的なセカイカメラの画面だ。
噂どおり、エアタグがプカプカ浮いている。
HT-03Aの画面が小さいのでタグの中身が少し判読しづらいが。
試しにエアタグをタップしてみると、手前にズームしてきた後、上のような詳細画面が表示される。上の画面はぐるなびのエアタグで、ここからリンクを辿って飛ぶこともできる。
ちなみにビジネス街で見たからか、ユーザーが作ったエアタグよりも、ぐるなび等の公式エアタグ(?)みたいなものの方が圧倒的に多かった。
本当に盛り上がってるのか?
では早速投稿してみよう。
右側のメニューバーから3種類の投稿が可能になっている。
まずは基本のテキスト投稿。吹き出しの種類を色々選べるのが面白い。
投稿すると、早速目の前にエアタグが表示された!
結構新鮮な体験かも。
写真を撮って投稿したり、音を録音して投稿することも可能。
写真はセカイカメラのアプリのウィンドウの中で撮影できるようになっている。
Androidだとカメラアプリが立ち上がるケースが多いので、ちょっと新鮮。
投稿以外の機能としては、まず「フィルター」機能。
これは表示されるエアタグの範囲や種類を指定できるもの。
多すぎる場合はコレで調整しろということか。
それと「エアポケット」機能。エアタグのブックマークみたいなもん。
気に入ったエアタグを表示した状態で「ポケット」ボタンを押すと中に保存される。
後でポケットの中のエアタグを見ることも可能。
右側のメニューの一番下の「設定」は、アプリの設定というよりは、自分のアカウントのプロフィールを設定したりパスワードを変更したりするところ。
そしてもう一つ「エアショット」という機能がある。
これは画面右下の「SNAP」というボタンを押すことで発動する機能で、エアタグが入った状態の写真を撮ることができる。これはAndroid版のみの機能らしい。
Android版のみというと、もう一つ「Widget機能」がある。
普通のAndroidのお作法どおりにWidget一覧を表示させると「セカイカメラ」の項目が!
このWidgetは近くのエアタグを一つ表示してくれるというもの。
なんかバッテリーが激しく心配ではあるが、見た目も楽しい感じで面白い。
「Android版のみ」というとピクっとくる僕みたいな人には嬉しい機能だ。
ちなみにメニューボタンを押すと「設定」というメニューがあるのだが、これをタップしても単に情報が表示されるだけ。Twitter連携などのアプリの設定ができるものと思ってたのでガックリ。
とりあえず、現時点での機能は以上のような感じ。
まぁエアタグ見て投稿できりゃ基本の面白さは味わえるので良いのかも。
ただ・・・重いのでHT-03Aで頻繁に使おうとは思わないなぁ。
オマケ:iPad版で確認してみた
そういやiPad版セカイカメラってのもあったなぁと思って、確認してみた。
僕のiPadはWiFi版なのでGPSは付いていないのだが、ちゃんとさっき投稿したエアタグが表示されたのには少し感動。どういう仕組みなんだろう。
ちなみにiPadだとさすがに画面がデカイのでエアタグが非常に見やすい。
動作も極めてサクサクしている。単にエアタグ見るだけならこっちのがいいな。
自分が投稿したエアタグをiPadで確認するの図。
なんという自己完結型の楽しみ方。というか別に楽しくねぇw
という感じで簡単に見てきたが、現時点ではとりあえずAndroid版が出たということを素直に喜びたい。
そして今後の進化に期待というところですかね。
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