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Googleバズが来たけど、なんかムカついている



噂のGoogleのソーシャル・サービスであるGoogle Buzzが発表された。

Gmailで早速試してみたが、僕のところではまだ使える状態になっていなかった。
それなら、ということで今度はAndroid(HT-03A)からモバイル版にアクセスしてみるも、BuzzのWEBアプリは表示されず、Buzzの概要説明ページにリダイレクトされてしまうだけであった。
本格的に使えるまでにはもう少し時間がかかるようだ。

ただ現時点でできることはやってみたので、今日やったことをまとめ+感想など。
なんで「ムカついた」かは後半に記載。

MAPアプリからBuzzを投稿

Google MapからもBuzzを投稿できるらしいという説明を見て、早速Android Marketにアクセスしてみると、モバイルGoogle Mapアプリに更新が来ていた。
更新すると、これまでのVersion3.4から一気に4.0にバージョンアップした。


新機能は当然「バズ」への対応だ。
レイヤーの一つとして周囲のバズを表示することができるようになった。


バズのレイヤーを表示してみると、そこかしこに白い吹き出しが表示される(上図左)。
これらがその場所から発せられた個々のバズである。
吹き出しをタップすると、バズの内容や発言者などを見ることができる(上図右)。



バズを投稿することも可能だ。
地図の画面の右側にある4色のハデなボタン(Google Buzzのマーク)を押すと、初回は上図左のようなアラートが表示され、これに同意すると上図右のような投稿画面に遷移する。
ここで最上段の欄に自分のバズを入力すると、投稿が可能。

投稿ボタンの左のボタンをタップすると、画像の添付も可能。その場で写真を撮ったり(このオプションを選択した場合はカメラが起動し、撮影後またこの画面に戻ってくる)、携帯内のギャラリーから画像を選択して添付したりできる。
位置情報の変更も可能で、「変更」ボタンを押すと、周囲のいくつかの施設を選択できる。
そんな感じで、とりあえずBuzzを投稿することはできた。

プロフィールを編集する

投稿すると気になるのは、自分の本名が表示されちゃってること。
本名でソーシャル活動をしている人は良いが、僕の場合はTwitter等でも基本的にニックネームでやっているので、これは大変よろしくない。
(べき論としての本名か匿名かというような議論はメンドイのでスルー。大組織の中にいるサラリーマンとして、本名でやることのメリットがほとんど無いと思っているので匿名にしてるだけ)

で、この自分のプロフィールを管理・編集する画面もちゃんと用意されている。
(今回の「バズ」実装と同時に用意されたのかどうかは確認できていない)

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これがそのプロフィール表示画面。
URLは「http://www.google.com/profiles/XXXX」という感じ。
(XXXXのとこにはGoogleアカウントのユーザ名が入る)
この画面でバズの発言者等の基本情報やバズ履歴を見ることが可能。
また、その人をフォローしたり、その人のフォロワー等を見ることも可能。このフォローやフォロワーの概念はTwitterと同じ感じなので違和感なく使えそう。
Gmailでバズが使えない僕でも、フォローとかアンフォローはできる状態になっていた。

ちなみに自分のバズ履歴を見ていて気づいたのだが、過去にLatitudeでつぶやいた履歴も「限定公開」のバズとして履歴に入っていた。そういう整理になったようだ。

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ログインしている状態で自分のプロフィール画面に行くと「プロフィールを編集」することも可能。
Twitterのそれとは違ってかなり多くの項目が用意されている。
(全部が入力必須では必ずしも無いようだ)

ここで姓名やニックネームを設定できるので、本名が表示されるのがイヤな人は変えてしまえば良い。のだが、ここで入力した姓名は他のGoogleのサービスにも反映されてしまうらしいのが「やっかい」なところ。その影響範囲をまだ把握しきれていないのだが、あるGoogleのサービスは本名で使い、「バズ」や「プロフィール」だけはニックネームで公開したいというような使い方ができないと、個人的には少々厳しい気がする。

なお、「検索して見つけてもらえるようにフルネームを表示する」というチェックボックスがあり、デフォルトではここにチェックが入っている。
このチェックを外すことで対外的にはニックネーム表示になるようなので、名が嫌な人はとりあえずこのチェックは外すべきかも。ただ、このチェックを外しても、プロフィール画面では確かにニックネーム表示なのだが、バズでは本名が表示されちゃってる感じで、その辺がなんかグダグダというか、よく分かんない。

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また、プロフィール画面の右側には自分に関する各種リンクを表示させることが可能。
Googleの各種サービスは当然ながら、Twitterやらfoursquareやらの各種ソーシャルサービスへもリンクを張っておける。

Androidの処遇がムカツク!

今回のGoogle Buzzの開始にあたって、非常に頭にきたことがある。
それが下の対応表だ。

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Androidの対応が「2.0+」になっているのである。
1.6ベースの僕のHT-03Aからモバイル版にアクセスしても、WEBアプリが表示されなかったワケはこういうことだったのだ。
要するに、今回の「バズ」に関してはGoogleはAndroid1.xを見切ったのである。

古いOSを見切るというのは、MSもAppleもやってきたことで、当然理解はできる。
しかしAndroid1.xは昨年出たばかりだ。
というか2.0+で動いている実機の方が現時点では圧倒的に少ないハズだ。
これから発売になるXperiaだって1.6ベースだ。
でも、これらの端末では「バズ」は使えないワケだ。
随分早く見きられちまったもんだ。気分が悪い

で、僕が更にムカつく要因がある。
Android1.xを見切ったくせに、iPhoneではしっかり使えるようにしてやがるのだ。


iPhoneを持っていないので初代iPod Touchで試してみたのが上の画像。
WEBアプリだがHOME画面にちゃんと専用のアイコンを置け、普通のアプリのように使える。
WEBアプリでは、フォローしている人のバズを、TwitterでいうところのTimelineのように見ることが可能。もちろん、自分でバズを投稿することも可能。
人のバズにコメントを入れることも可能。


フォロワー管理やユーザーの検索も可能(上図左)。
また、WEBからGoogle Mapsにアクセスすることで、AndroidのMapアプリ同様に、バズをレイヤとして見ることもできる。

技術的に難しかったり、端末性能を問われるようなWEBアプリとは思えない(何しろ2年半近く前のiPod Touchで上のように使えてるんだから)にも関わらず、上記のようにiPhoneでできることが、HT-03Aではできないのである。
Googleのサービスなのに、である。

まぁ、将来的には「バズ」用のクライアントアプリが出てきたりして、Android1.xでも普通に使えるようになるのかもしれないが、Google自体が「Android1.xよりiPhone優先!」という態度を出してきたのには正直かなりガッカリである。

そんなんならもうAndroidなんか使わねぇで、普通にiPhone使うよとか思った。
そんなんなら別に「バズ」なんか使わねぇで、普通にTwitter使うよとか思った。


ま、サービスイン初日にたまたまこうなってるだけという可能性はもちろん十分にあるのだが、なんか感情的にそういうモードにはなったなーと。
とりあえず初日の感想を勢いでお届け致しました。

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