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AndroidのARアプリ「Layar」で遊ぶ

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現在のiPhoneに出来なくてAndroidに出来るという分かりやすいアプリを紹介。
オランダのSPRXMobile社が世界中でリリースしたAndroid用ARアプリの「Layar」が、ここ日本でもダウンロード可能となったのである。
Engadgetでも書かれているように、日本初のARアプリは、コンセプトの発表は早かったが今や半ば「出る出る詐欺」に近くなりつつある「セカイカメラ」ではなく、この「Layar」となったようだ。
正確に言うと、ドコモの限定配布アプリ「直感検索ナビ」もARアプリっぽい気がするが、限定配布というところと、あまりのユーザビリティの悪さに、世間的にはARアプリとして認められていないようだ。もちろん個人的にも認めたくない。
なお、「セカイカメラ」の名誉のために言うと、どうやらiPhoneでは何故かARアプリがAppleに承認されないようで、次のOSアップデート後に承認され始めるのではないかと言われている。
とはいえ「セカイカメラ」だって、Android用アプリを先に出すという選択肢があったハズだから、Appleのせいばかりにはできない。
いずれにせよ、iPhone OSアップデートの時期は9月頃というウワサなので、もしかすると「Layar」の独走はそうは長く続かない可能性もある。
ま、そんなことはともかく、せっかく数少ないHT-03Aのユーザーなのだから、束の間の優越感でも味わいましょうというワケで、早速Android Marketから「Layar」をダウンロードし、おもむろに起動してみる。


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すると、上のような画面になり、表示したい情報を選ぶことになる。
当初心配していたのは、オランダの会社のアプリなので、日本の情報なんてほとんど入ってないんじゃないかということだったが、上の画像右のとおり「株式会社システム・ケイ」という会社により、相当な情報が入れ込まれていたのは嬉しい誤算だった。
どんな情報があるかというと、「鉄道の駅」「銀行」「コンビニ」「飲食店」「病院」「官公庁」「レジャー」等、かなり盛りだくさんだ。
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で、表示したい情報を選ぶと、上のような画面になる。
GPSと電子コンパスで取得した位置情報をもとにした各種情報が、カメラ映像の上にオーバーレイされて表示されるというワケである。
当然向きを変えれば表示される情報も動いてリアルタイムに変わっていく。
近い所の情報は大きく濃い円で、遠いところは小さく薄い円で描画されている。で、これらの円をタップすることで情報を選択することが可能。トラックボールでももちろん選択可だ。
選択した情報までの距離や住所等の情報は下部に表示される。
更にこの情報のところをタップすることで様々なアクションをすることができる。
(現在のところ、あまり多くのアクションはできないようだが。多分情報の入れ方によっては電話をかけたり、そこまでの経路情報を出したり、メールを送ったり、ホームページを見るということができるようだ)
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右上の歯車マークをタップすると、上の画像(左)のようなダイアログが出てきて、表示する情報をフィルターすることができる。
例えばコンビニならば「300m以内のセブンイレブンだけ表示」といった具合だ。これもなかなか便利な機能だ。
ちなみにデフォルトでは1.5kmくらい先の情報まで表示される。
更に、左下の「View」を選ぶと、上の画像(右)のように、「Reality」「Map」「List」の3つのモードを選択可能。
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「Reality」がこれまで見ていたモード。
「Map」は上の左の画像のように、Google Map上に情報がオーバーレイされる。
当然Mapは拡大・縮小が可能。
「List」は上の右の画像のように、文字通り情報がリスト形式で表示される。特に面白くないので使うことはあまり無さそう。
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なお、アプリケーションとしての設定項目はほとんどなく、上の左の画像のとおり、非常にシンプル。
「Distance Unit」は距離の単位を「km」にするか「mile」にするかで、まぁ日本人ならデフォルトの「Km」設定で問題ない。
「Max reality view」は、「Realityモード」で画面下の情報表示欄を最小限にすることで、カメラ画像の範囲を広くする機能だ。
これを設定すると上の右の画像のようになる。
まぁこれを設定したところで視野はたいして変わらないし、情報表示欄も結構大事なので、個人的には普通のモードで十分。
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ちなみに、地域の店舗情報ばかりではなく、上の左の画像のようにロケーションに紐づいたレイヤーを選んで情報表示することも可能だ。
例えば「Tweeps」を選ぶと、上の右の画像のように、近くでTweetされている情報を見ることができる。下の情報表示欄をタップすれば、プロフィールやURLに飛ぶことも可能だ。
(ちなみに「Tweetmondo」のレイヤーだと何故か日本語が化けた)
ざっと使ってみた感じ、意外に実用性があるし、何より面白い。
実はやっていることは、ドコモの「直感検索アプリ」とほとんど同じなのだが、見た目やユーザビリティはコチラの方が断然上で正直比べものにならない。
(逆に言えば、ドコモのアプリもそこさえ磨けば悪くはない。)
これで、情報提供者がどんどん増えて色んなレイヤーが出てくると非常に面白くなるのではないかと感じた。
なお、「セカイカメラ」と大きく違うのは、ユーザーが自分でその場所に情報を入力する機能がないっぽいところだ(まぁ上記のようにTwitterの情報は拾えるので、間接的にはできると言えなくもない?)
まぁこれも善し悪しで、ユーザーが入れた情報を表示しまくると、カメラ越しに見える風景がゴミ情報だらけになることも十分考えられるので、ちゃんとしたCPの情報だけを見られるというLayarのアプローチも十分「アリ」だろう。
一応日本初?の実用的なARアプリということで、HT-03Aユーザーの皆さんには是非是非体験してみて欲しい。
 

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