spモードが多少の課題を残しつつも始まったということで、Xperiaに関しての次なる関心はAndroid OSのバージョンアップに移りつつあるようだ。
っていうか、Xperiaは「OS周回遅れ」をアイデンティティとしているかのような端末なので、OSアップデートに関しては常に関心を持たれてきたところであり、spモード騒ぎを間に挟んで本来の関心にフォーカスが戻っただけなのかもしれない。
ただ実際のところ、OSのバージョンなんてものを気にしているのはGeekだけで、普通の人にとってはspモードの方が重要なんだろうなぁ。実際にspモード開始によってXperiaの販売台数がまた増えているというような統計も出始めているようだし。
とはいえ、当ブログは基本ガジェオタ視点なので、今回もその視点のエントリである。
Eclair対応で何が変わる?
とりあえず目下の関心は、10月にも来ると言われているAndroid OS2.1(Eclair)へのアップデート。
既に見た人も多いと思うが、YouTubeにも実機で動作している様子がアップされている。
動画を見る限り、タップへの反応の悪さなんかが相変わらずな気配もするものの、総じてそれなりにスムーズな感じ。どーでもいいけど、操作してる人のタップ操作が妙にカッコつけな感じなのがすごく気になるw
で、Eclairになることで、何が変わるのだろうか?
まだ不明点が多い状況だが、色々な情報をまとめてみると以下のような感じか。
まずはXperia独自の変更部分。
- 720pのHD動画撮影に対応
- DLNA対応 (サーバーなのかクライアントなのか両方なのかは不明)
- TimescapeとMediascapeが改良 (いらん)
- ロック画面がiPhone的スライド方式に変更 (指の移動量が少なくなるので歓迎)
- ホーム画面が3枚から5枚に増量 (どうせADW使うから関係ない)
- その他、全体的なパフォーマンスやタッチ感度等の改善?
といった感じか。
これだけだと確かに改良ではあるものの、正直あまり変わらんなぁという気もしたり。
DLNAも、DTCP-IPに対応(地デジ対応)してるのかなど、気になる点はある。
なお、動画の中でホーム画面が5枚になっているが、アプリ一覧の中にLiveHomeらしきアプリが見えるので、単にそれを使っているだけかもしれない。
個人的にはやっぱりAndroidオリジナルの部分での変更に期待。
ただしこの辺はどこまで反映されるのか不明なところも多い。
- 対応アプリの増加(OS2.0以上対応のアプリなど)
- 標準ブラウザがEclair仕様に (パフォーマンスと使い勝手の改善)
- LiveWallpaperに対応
- Gmailのマルチアカウントに対応
- 電話帳が微妙に改良 (フリガナ対応もあり?)
- Bluetooth2.1対応 (BTキーボード対応とかMW600での曲名表示に期待)
- ハードウェアアクセラレーション (画面描画にGPUを使う)
- マルチタッチ (期待しちゃダメ!)
といったところか。
一番大きいと思うのは、やっぱり対応アプリが増えること。
著名アプリが鳴り物入りでAndroid対応しても、OS2.0以上のみ対応なのでXperia南無というケースがかなり多くなってきたからだ。
ブラウザの改良も個人的には期待。
HT-03AでEclairを体験した感じでは、ブラウザのパフォーマンスや使い勝手がかなり良くなっていたので。
電話帳の改善については、Xperiaは独自の(遅い)電話帳に置き換えられているので、その辺りがどうなるのかも興味のあるところ。
Eclairでは一覧からワンタッチで電話をかけられるようになっているのだが、その辺はXperiaも対応して欲しいなぁ(表示が遅いせいで、電話をかけるまでに時間がかかる)
電話帳と言えば、Googleの「連絡先」が先日やっと「フリガナ」に対応したが、それにもちゃんと対応できているのかどうかなども気になる。NexusOneは対応してるとの噂だが、ひょっとするとFroyoから対応なのかもしれない。
一部でしつこく話題のマルチタッチは、個人的には期待しないスタンス。
マルチタッチできないと分かってて買ったものだし。
とりあえず変更されそうな点については、こんな感じかなぁ。
多分劇的に変わるということはなくて、Windowsのサービスパックを当てる程度の違いかもしれないが、トータル的には、まぁ今更なOSではあるけど、やっぱり楽しみではある!
Eclairのその後は
そんな中、今日のEngadgetの記事により、XperiaのOSアップデートのロードマップが明らかになったということが話題になっている。Eclairアップデートの次は当然「Froyo」だよな!という世界のXperiaユーザーの予想(というか悲願w)を軽〜く裏切るまさかの「2.1x」アップデートという斜め上具合が、「OS周回遅れ」をウリとする機種の面目躍如というところか。
やっぱXperiaはそうでなくちゃね!
今Froyoになっちゃったら周回遅れじゃなくなるもんね。
Gingerbread搭載機種が出回り始めてからやっとFroyoの噂が出てくるくらいが「らしい」タイミングだろう。
しかも「2.1x」の内容がTimescapeとMediascapeに関する独自UI技術(悪名高いUXP)のアップデートというんだから、その待ち望まれない度は計り知れない。
そのコダワリ具合も「らしいなぁ」と楽しむのが、飼い慣らされたXperiaユーザーの「あるべきお作法」といったところだろう。
Engadgetの記事にもあるように、そもそもこの話がドコモ版SO-01Bにも適用されるのかどうか、また一部で悲観が出ているように「2,1xでアップデートは打ち止めでFroyoは来ない」のかどうか、それは現時点全くの謎である。
まぁHT-03Aが公式にはOS1.6で打ち止めになったり、iPhoneだって3Gがアップデート対象外になったりと、いつかは進化に遅れていくのがスマートフォンの宿命。
仮にFroyoアップデートが来なくとも、「周回遅れ」が永遠になったというだけ。
国内40万(?)ユーザーを抱えたまま化石になっていくだけのことだ。
ちと寿命が短すぎないかいとは思うが。
僕的にはXperiaはそういうところもある程度は理解した上で買ったし、日常の使用で特段の不満もない。
それなりに気に入って日々使っている。
ただまぁ、今後1年で20機種、いや下手すりゃ30機種くらいのスマートフォンが登場してくることが予想される中で、化石になったXperiaをいつまでも使い続けるほど愛情に溢れているワケでもない。
なんで、XperiaにFroyoが来ようが何だろうが、あまり関係無いかなと。
もはや期待する気が完全にゼロ。
で、来年の春モデルくらいには新しいAndroid機種を買っていそうな気がする。
という感じで、OSのバージョンが気になっちゃうような人にとってのAndroidって、賞味期限はせいぜい1年くらいなんじゃないかなぁ(Xperiaに限らず)。
そうは言いつつXperiaにはまだ少なくとも半年くらいは頑張ってもらわなければいけないので、今後の展開を生暖かく見守ろうと思う今日この頃なのである。
書かれている通り、現状のXperiaで割と満足してる(高望みしない)ので、12月とかに2.2アップデートが凄い遠いorしないの発表を聞いてから、
次世代スナップドラゴン端末を探して、ちょうど発売日から1年の4月に次のAndroid端末を買いそうです。
>僕的にはXperiaはそういうところもある程度は理解した上で買ったし、日常の使用で特段の不満もない。
それなりに気に入って日々使っている。
ただまぁ、今後1年で20機種、いや下手すりゃ30機種くらいのスマートフォンが登場してくることが予想される中で、化石になったXperiaをいつまでも使い続けるほど愛情に溢れているワケでもない。