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ホンダ優勝/田中知事落選

今日はこのブログらしくなくちょっと固い話題。
と言っても戯言レベルだが・・・。
まずはF1でのホンダの久々の優勝。
最近はめっきりF1も見なくなってしまったのだが、朝のニュースを見て非常に嬉しく、久々にウキウキの朝を迎えられた。
コースがウェットからドライに変わる難しいレースだったようで、多少運に味方された部分もあったようだが、ホント、長い間の念願が叶って嬉しいし、ホンダの関係者一同の粘り強い努力に敬意を表したい。
そしてこれに満足せずに、トヨタなんか全然及ばない位の、ますます「強いホンダ」に向かって引き続き頑張って欲しい。
私もいつかまた、ホンダの素晴らしいエンジンを積んだスポーツカーを駆る日が来ることを願っているので・・・。
 


それと長野県知事選。
田中知事の敗戦は、政治に基本的にあまり興味を持ってこなかった私でも、かなりショックだった。
詳しいことは良く分からないが、彼のやってきたことは、パフォーマンスの好き嫌いは別として、全く間違っていなかったと思っている。
危機的な地方財政の大幅な健全化を図るために「バラまき政治」と決別することを大きく打ち出した、ホントの意味で改革者であったと思う。その政治スタンスが故に、守旧派や既得権を守ろうとする者の代表たる議会と常に対立し、独裁的と言われるような側面もあったのだろう。しかし、そういった「悪役」的なマイナスイメージも敢えて引き受けて、国からの交付税が大きく減らされる中、実際に県の財政を黒字にまで改善させた実績はスゴイと思う。
2006年という年は「ポスト小泉」とも言うべき年だからか、年初から、なんとなく守旧派の逆襲が続いているような気がしていた。
小泉時代の寵児とも言うべき「ライブドア」「村上ファンド」は徹底的に叩かれ、小泉政治の負の側面が「格差拡大」などという形で取り上げられる兆候。
なんか時代が逆行し始めているのではないかという危機感を感じる。
田中氏のように「次世代の子供に借金を残さない」という心意気を持っている政治家がどれだけいるのだろう。
今の日本という国は、赤ん坊からジジイまで馴らして計算しても一人あたり700万円近い借金を抱えているという状態だ。この状態でもなお、多くの政治家は問題を先送りすることに執心している。
ジジイの背負っている借金700万は返されることがなく、次世代に繰り越されようとしているのだ。つまりこれから生まれてくる赤ん坊は、まさに何千万円という借金まみれの状態で生まれるのだ。なんてカワイソウな。
私は少子化を食い止める鍵を握ると言われる、いわゆる「団塊ジュニア」世代だが、こんなカワイソウな状態で子供を作ることに少し罪悪感を感じる。私自身の世代も、たいがい損ばかりの世代だが、私の子供世代なんてホント目も当てられないことになるんじゃないかと思ってしまう。
みんなが私と同じことを考えているとは思わないが、少子化をホントに止めたかったら、これまでのような「問題先送り」によって次世代に負担を繰り越していくことは止めなければならないんじゃないか。
話が拡散してしまったけど、なんか色んな危機感を感じた選挙結果だった。
とりあえず後任の村井氏の政治手法に注目だ・・・希望なさそうだけど。そんな村井氏を選んだ、言い換えれば、誇り高き「黒字財政の長野県」より、「大阪市」とか「夕張市」になる方向を普通に選んでしまった大衆ってモノにも、毎度ながら失望感を感じてしまった(自分だって「大衆」なんだけど・・)。
  

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