DS版のFF3に夢中！

DS版のFF3を夢中でやっている。
子供の頃のようにゲームばっかりやってるワケにもいかないので、まだ浮遊大陸脱出すらできていないのだが、噛みしめるように少しづつ楽しんでいる。
久々に楽しくRPGできている。
見た目とかをどんなにリメイクしても、名作は名作なんだなぁと。

オリジナルのFF3は、私にとって初めてのFFであるだけでなく、初めてのRPGだったので、思い入れは人一倍ある。だから、これまでリメイクされてこなかったことを非常に歯痒く思っていたし、だからDS版が出ると知ってスグに予約した。
発売日前になるとTVCMも大量にオンエアされ、懐かしの「悠久の風」のメロディーに心躍っていた。
一方で不安もあった。
グラフィックの大幅なリメイク。キャラや戦闘の3D化。
オリジナルの雰囲気を楽しみたい懐古派としては、むしろ昔のまま出してもらっても良いと思っていたので、リメイクが雰囲気を変えてしまっていないかは結構な不安だった。


しかし、手元に届いたFF3をDSにブチこんでからというもの、ノスタルジーが止まらない。
しかもいい具合にノスタルジーを醸しつつも、絶妙にイマっぽくリメイクされているのが憎い。
冒頭のムービーなんか、解像度の低いDSでここまでやるかって位だし、天野氏のイラストイメージが踏襲されているからか、最近のFFに比べるとすごく「ファンタジー」な感じが満載で好感度大。
ストーリーも多少改変されているのだろうが、そもそもオリジナルをイイ具合に忘れてるので新鮮だったりする。
そして何より音楽がイイ。
ノスタルジーの最たるところは音楽にあると思う。
オリジナルの音楽は十数年経った今でも明確に頭に残る名曲揃いだった。
「悠久の風」は言うに及ばず、ボス戦、浮遊大陸脱出後の海の音楽等、印象的なメロディーのオンパレード。
DS版では多少編曲されているが、基本のメロディーは変わっていないのでホントに懐かしい。グラフィックは完全に変わっているが、音楽とともに昔の画面が頭の中でフラッシュバックする。
ゲームはどんどん進化していくけど、こうやってノスタルジーにひたりつつゲームするのも疲れなくていいなぁと。
私が年を取ったという事だろうか。
今回はジョブチェンジにポイントも必要なくなったし、アビリティも色々と追加され、色んなジョブを楽しみやすくなっている。
私はまだ初期ジョブしか経験していないが、全体的に魔法系が強くなっている気がする。HPや防御力が戦士系とあまり変わらないので、後列にいる分有利だし、なにより与ダメが全然大きい。弓矢も結構強い。
そんなワケで、普通のRPGでは肉弾戦パーティーを好む私だが、今回は異例の魔法系パーティーで冒険中である。
一応書いておくと、少し不満はある。
初期ジョブが「すっぴん」なこと。「たまねぎ剣士」じゃないのかぁと。幻の「オニオンシリーズ」の武器防具はないのか？
バトルの3D化で敵の数が少なかったり、ボスの迫力が足りないことも不満。
オリジナルはすごい数の敵が出てきたりして、しかもバックアタックだったりすると相当ドキドキしたもんだが・・・。
それにオリジナルの横長の画面の方が視覚的な迫力はある。
特にボス。ボスを倒した後の消滅の仕方とかもなくなってしまって、少し残念（あの消え方が「達成感」につながっていた気が）。
もっとも敵の数が少ないとはいえ、バランスは取れている。
オリジナルのシビアさは影を潜めたが。
シビアと言えば、まだ辿りつくのは相当先になりそうだが、最後のダンジョンも気になる。
異常に長く、セーブもできないあのダンジョン。
ラスボスに一度全滅させられ、すぐにリセットしてしまった思い出。
ヌルくなってなければいいなぁ。
と不満なども書いてみたが、オリジナル経験者には良く出来たリメイクで楽しめると思う。
なにしろ、私を電車でも平気でゲームできるサラリーマンに成り下げたゲームなんだから・・・。