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Xperia Playを使ってみる(標準環境編)

まずはサクっと日本語表示に変更 セットアップからして普通に日本語になる 残念ながらPOBox4.0は非搭載
やっとスクリーンショットを撮れるようになったので、今回はXperia Playの標準環境について。
と言っても、中身は既に日本でも発売済みのXperia arcなどとほぼ同じで、2011年春のソニエリモデルの共通仕様なので、それほど目新しい情報があるワケではない。
(ただ、僕自身はarcを持っていないので色々と目新しかったのだが)

UKモデルということで、日本語対応が気になるところだったが、結論から言うと全く問題無し。
端末を起動して最初に出てくるロケールの設定でちゃんと日本語を選べるようになっている。
日本語を選びさえすれば、あとはセットアップの段階からフルにローカライズされた環境で楽しめる。

arcと共通した部分が日本語対応になっているのはまぁ当然として、Playの独自要素もかなりキチンと日本語対応されているあたりを見ると、これはいずれ日本での発売もあるのでは・・・と勘ぐってしまう。

ただ、POBox touchは残念ながら入っていない。
なので、まずはMarketから日本語IMEアプリを入れる必要あり。
ということで、久々にsimejiを使っている。

arcとかと共通の部分

お約束の端末情報 ホームもarcと同様のソニエリホーム。サクサク動く 設定メニューもXperiaシリーズ共通の仕様
OSも当然ながらarc同様のGingerbreadだ。
AndroidではGingerbreadからゲーム対応が強化されたということもあり、arcよりもPlayの方がOSのバージョンに関しては必然性があったということだろう。

ホームアプリもこれまたarc同様のソニエリ独自ホーム。
ドコモショップの店頭でarcを触っていたので特に驚きは無いが、エフェクトが気持ち良く、動作もサクサクなので、敢えて他のホームアプリを入れなくてもいいやと思えるデキだ。

ただ、Playならではの横スタイルに対応していないのが残念なところ。

メディア周りもarc同様の環境。お馴染みのWidget配置 Mediascapeにとって代わったMusicアプリは軽快で好き ホーム上で逆くぱぁをやるとWidgetが集約されるのも同じ
音楽や画像等のメディア周りもやはりarcと共通で、ホーム上にはお馴染みのWidget配置が。
それにしても、純正の音楽アプリはMediascapeと違って軽快だし、見た目も良いし、イコライザは付いてるしでかなり気に入った。横画面にも対応してるし。

画像等はAndroid標準のギャラリーを使うことになるが、さすがにX10とは違ってギャラリーの動作も快適そのものだ。メディアを扱う環境はかなり良くなってるなぁと思う。

快適さがかなりアップしたTimescape
超サクサクというかスルスルっと動いて気持ち良い 表示されるコンテンツはX10よりも減った インフィニットボタンも健在で、その人のTLをすぐに見られる
店頭のarcでは試せなかった要素にTimescapeがある。
今回、アカウントなどを設定して早速使ってみたのだが、X10に比べると実に驚くほど快適になっている。サクサクというかヌルヌルというかスルッスルというか、超速で動くパネルが超気持ち良い。
今回からWidgetでホーム画面上でもパネルをめくれるようになって実用度もいくらか増したかと。
ただ、デフォルトで表示できるコンテンツの種類は少し減ったようだ。

TwitterのTLを表示するならやっぱりTwitterクライアントの方が良いなぁと思うけど、これくらい快適なら通話履歴をめくるWidgetを配置するなんてのは十分にアリだなぁと思える。

Timescapeは3rdパーティーのエクステンションで拡張できるらしいので、便利なのが出てくれば意外に使い道があるかもしないと思った。
iモードメールをパラパラめくれるエクステンションとか、近くのチェックインできるスポットをパラパラめくれるとか、なんか色々できそうだなと。

なお、Timescapeからツイートするとクライアント名が「Sony Ericsson Xperia™ PLAY」となって、ちょっとだけカッコ良いw

サポートアプリ
ホーム画面上にサポート用のWidgetあり Widgetをタップするとサポートアプリが立ち上がる サポートのトピックがいくつか表示される
ホーム画面の一番端に見慣れないWidgetがあった。
これはarcにもあるのかどうか分からないのだが「サポートアプリ」のWidgetだ。
Widgetをタップするとサポートアプリが立ち上がる。

サポート用のトピックがいくつか表示されており、その他に「ツール」や「ビデオチュート」等の機能にもアクセスできるようになっている。

トピックをタップすると詳細が表示。ちゃんと日本語になってる ツールにはこんなものがある模様 バッテリーセーバーを起動したところ
トピックをタップすると詳細がちゃんと日本語で表示される。
ただ、最初から表示されている5つのトピック以上のものは出てこないようだ。
残念ながらビデオチュートも出てこないし、ユーザガイドも日本語の物は無い。

ツールには「バッテリーセーバー」なるものがあり、バッテリーに影響する設定項目に一元的にアクセスできるようになっている。これもなかなか便利な感じ。
このアプリなんかは日本で発売されることになったら充実していくのかな?

海外モデルならでは的な要素

「アカウントと同期」メニューでアカウントを追加しようとすると色々出てくる そして日本ではまず実現しないであろう「テザリング」も当然使える 「ポータブルWiFiアクセスポイント」でWiFiルーター化できる
UKモデルなので、日本モデルでは無くなりそうな要素も色々ある。
「アカウントと同期」メニューでは、SonyEricsson Syncのように日本では出てこないようなサービスとの同期を設定できる。

でも一番大きいのはテザリングメニューだろう。
PlayをWiFiルーターとして使える(USB経由ももちろん可能)という海外ではお馴染みの機能だ。常用するにはバッテリーがいくらあっても足りないと思われるが、ちょっと使う程度なら便利な機能だと思う。
これまでの流れからすれば、日本で発売されるとしてもこの機能は削除されるんだろうなぁ。

なお、テザリングについては大御所の「It’s a…」さんに詳しい。
 → SonyEricsson Xperia PLAY Review WiFiテザリング篇:It's a …
(っていうか全てにおいてこのブログより詳しいんだけどw)

Play独自っぽい物

次にPlay独自と思われる部分を紹介。
arcを持ってないので、本当にPlay独自のものなのか確信はないのだが。
あと、本当に独自のゲーム部分については別途エントリする予定。

遂に純正のLiveWallpaperががが! こんな感じです。期待とは裏腹に意外に地味なんだよねぇ 時間帯で色を変化させたりできるのがPSっぽい感じ
個人的にかなり欲しかった純正のLiveWallpaperが遂に!
PSPのXMBの後ろでウネウネしてる例のヤツを再現したもの。
しかも「標準」と「クラシック」の2種類ある。
設定でカラーを指定できたり、月ごととか時間ごとに自動でカラー変更したりもできるあたりが「いかにもソレっぽい!」って感じ。

・・・なんだけど、ちょっとウネウネがおとなしすぎて地味なのよねぇ。残念ながら。
これならMarketにある「Wave Live Wallpaper」の方がソレっぽいかも。

カメラアプリは残念ながらAndroid標準のもの。インカメラが使えるのは良い点
次にカメラ。これはarcとの最大の違いかも。
arcの素晴らしいカメラとは違い、残念ながらAndroid標準のカメラとなっている。
ただPlayならではの要素として「カメラ切替」によりインカメラも使えるのは良いところ。
ただ、インカメラの画像は液晶上で見てもかなり低画質ではある。

「Exmor R for mobile」も付いていないので、特に高感度撮影が得意ということも無さそう。
ちなみにLEDフラッシュは割と派手めに光る印象。
連写性能は遅くはないが、たぶんarcには劣るだろう。

ゲーム関連のWidgetはPlay独自のもの こんな感じ。ゲームが1個しかないので寂しいです 上にあるのが「ゲームの取得」Widget こういう単品モノのOn/Offウィジェットもあった
Widgetなんかも、おそらくPlay独自であろうものがいくつか見受けられた。
ゲーム関係のWidgetは2つあり、「PlayStation Pocket」のWidgetと「ゲームの取得」Widgetだ。

前者は文字どおりPlayStationのゲームを起動するためのもの。
ただ、現時点で日本ではプリインストールの「クラッシュバンデクー」以外のPlaystationソフトを入手することができないため、Widgetには1つだけポツンと表示されるだけで意味が無い。

後者はAndroid MarketからPlayのゲームパッドに最適化されたゲームをダウンロードするもの。
こちらはそれなりの数が揃っているが、当然ながら全部洋ゲー。
中にはGameloftのソフトのようにSIMをチェックして日本ではダウンロードさせないケースもあるし、入手できるゲームもAndroid標準からすると割とお高めの設定だ。

ゲーム以外のWidgetではWiFiやBluetoothのオンオフをする単品のWidgetがあったりする。
(統合された「ステータススイッチ」も別にちゃんとある)
あとはナゼかデジタル時計Widgetが2種類あったり・・・と、標準でも結構なWidgetが用意されてる。

Androidとしての全体的な印象

僕自身はPlayはまず第一にゲーム機であってくれれば満足なのだが、AndroidスマートフォンとしてのPlayはどうなの?というところを知りたい人も多いようだ。

僕個人の感想としては、スマホとしても相当快適に使えるモノになっていると思う。
CPUだのRAMだのといった基本的なSPECも、中のソフトウェアも、評判の高いarcと基本的に同じワケなので、当たり前と言えば当たり前だ。

とにかくX10なんかとは比べものにならないサクサク感だし、40くらいプロセスが動いていてもFree Memoryが150MBくらいと余裕があるので、タスクマネージャーとかでチマチマと管理しなくても実に快適に動く。
店頭でarcを触った時はGingerbread化したNexusOneと同じくらいかなぁと思っていたけど、Playを触ってるとN1よりは快適な感じがした(ただしその差は大きくはない)。

ただ、単にスマホとして考えると、Playは大きく重いし、カメラがちょっとイマイチということもあって、個人的にはメインのスマホにはしたくないかなぁと思う。

電池の持ちについても気にしている人が多いようだが、なにせ僕の場合はスマホ的な使い方をしていないので正確なことは分からない。
ただ、Engadgetのレビュー(英語版)で叩かれているほど酷いバッテリーとは思っていない。特にスリープしている時のバッテリー消費の少なさは驚きで、丸一日家に置いておいてもほとんど減ってなかったりした。

また、ゲームは連続5時間可能という仕様に嘘いつわりは無く、画面の明るさ最大・音量最大で3時間くらい続けてゲームしてもまだ半分近く残ってたりした。
前にも書いたが、PlayのバッテリーはX10と共通なので予備電池もあるし、個人的には十分かなぁと。

もう一点、前出のEngadgetのレビューで叩かれている液晶画面について。
arcのようなBraviaエンジンなんかは入っていないので、特筆するようなデキでは無いが、X10なんかに比べても全く劣ってはいないと思う。さすがに炎天下でのゲームは快適ではないだろうが、常識的な範囲であって、特に叩かれるようなものではないかなぁと。

といった感じで、事前情報でイマイチと言われていたところはそれほど気にならず、むしろ至って快適なAndroidスマホと言って良いのではないかと。

次回以降では、やっと本題のゲームについて書く予定。

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