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HT-03A:今更だが購入顛末など

先にアプリのエントリーとかしといて、非常に今更なのだが、多少言いたいこともあるので、一応、HT-03Aの購入顛末について書き留めておきたい。

僕の場合、Myショップでもあるドコモショップ大手町店に予約をしており、職場からも近いため、そのままそこで購入した。
発売日の夕方、ドコモショップに向かい、20分ほど待たされてからご案内。
対応してくれた男性店員は、その日3個目のHT-03Aの販売ということで手慣れた様子。
(個人的には、意外に売れていることに驚いたが。まぁビジネス街だからかも)

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とりあえず、「HT-03Aご購入にあたっての注意事項承諾書」(Bizホーダイに入らないとパケ死しますよとか)と、「端末購入サポート申込書」(31,500円値引きするけど2年縛りですよとか)という2つの説明ペーパーに署名を求められる。
まぁ、この辺は事前の情報収集をしていたので分かりきっており、淡々と署名。

ちなみに「購入サポート」は2年縛りだが、これは回線の2年縛りを意味するのではなく、あくまで端末の買替えに対する縛りである。
(また、Bizホーダイの契約継続は条件ではなく、実際に速攻解約してもOKらしい)
2年未満で端末を買替えすると、2年に満たない残り期間の1ヶ月あたり1260円の解除料を支払う必要がある。
要するに1年後に買替えると、16,380円の解除料がかかるということ。

今回、ドコモポイント2000円分を使って総額が27,510円と、比較的安く機種変更できたのだが、一般にHT-03Aを2年も使うというのは現実的ではない(もっと良い機種が出る可能性が高い)ので、上記の1年分の解除料くらいは端末代金として「込み」で考えておく必要があるのではないかと思う。

「おもてなし感」全くなし

さて、一連の説明・手続が終了し、いよいよ実機とご対面である。
ちなみに、僕的には、発売前に開発者向けに配られた「GDD Phone」の開封レポートを見ていたので、「HTCも意外にオシャレな箱に入ってるんだなぁ」というイメージを持っていた。



(↑がGDD Phoneのパッケージ)
で、実際に店員が持ってきたパッケージを見てビックリである。
完全にドコモ仕様の、全く飾り気無しの単なる箱のであった。

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(↑がドコモHT-03Aのパッケージ)

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(↑蓋を開けてもなんだか寂しい…)

こいつはヒドイ
なんでワザワザ国産携帯っぽいダサい箱に統一するのかと。

これは僕のようなガジェット好きにとっては、著しく端末の魅力を貶めるパッケージングだ。
こういうガジェットを買ったときの最初の楽しみが、キレイにデザインされた箱を開封する過程だったりするのは僕だけではないハズだ。
「開封レポート」というブログのエントリがやたら多いことからも、僕と同好の士が多いことは想像に難くない。
そして、Appleに代表される「分かってる」メーカーは、この辺の「おもてなし」が非常にウマい。
PalmPreの開封レポートを見ても非常に「おもてなし感」があったし。
携帯じゃないが、クルマのMINIや掃除機のダイソンなんかも「もてなされてる感」の演出がウマイ印象がある。
そういうことからすると、「ドコモ分かってねーなー、下手だなー」と言いたくもなるのである。

そもそも「HT-03A」などという型番だって何とかならなかったのか
「力を入れる」とか言いながら、所詮はOne Of Themの端末としか見ていないことが、この辺からも見え隠れするのである。

さ・・・触るな!

とか何とか思っている間に、ドコモショップのカウンターでは、僕にとって更に信じられない事態が起きようとしていた。
「それでは設定させていただきます」との断りの後、おもむろに店員氏が、指紋も何も付いていないマッサラな端末をむんずと掴み、初期設定を開始してくれちゃったのである。
店員用の初期設定マニュアルにはご丁寧に「お客様に絶対に触らせない」とか赤マジックで手書きされていたりもして。
おいおい、と。

こちとら、最初に手で触って指紋が付く前に保護フィルムを貼ろうと、事前に購入してスタンバっていたほどの力の入れようである。
それなりに期待してワクワクしていたガジェットが、最初に他人の手で開封され触れられるという事態は、僕にとっては「辱め」とすら受け取れるものであった
この端末に対する「ガジェット愛」がイマイチ湧かない原因の一端はこの辺にあるのではないかとすら思う。

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(↑空振りに終わった保護フィルム)

まぁ後になって冷静に考えれば、窓口で初期設定をちゃんとして、スグに使える状態で顧客に提供するというのも、ドコモなりの非常に日本的な「おもてなし」だったのだろう。
これはこれで、Androidが広く普及する過程では必要になってくる所作なのかもしれない。

しかし、HT-03Aは「らくらくホン」ではない。
どちらかというとリテラシーが比較的高く、端末の特性もメリットデメリットも分かった上で、初期製品ならではの至らなさも許容できるような「相当な物好き」が買うようなシロモノである。
(というか、そうでない人は買うべきでない)

そんなことは一々マーケティングする間でもなく分かりそうなもので、だからこそ、ドコモにはそういった顧客がどういう嗜好を持っているのかについて、もう少し考えて欲しかったという気がしている(まぁ「そういった顧客」がみんな僕と同じではないんだろうけどね)。

付属品は頑張った

とまぁ、ドコモにとては極めてマイナーな顧客であろう私から少しご意見を述べさせてもらったが、少しフォローをしておくと、この端末の付属品に関してはドコモは結構頑張ったのではないかと考えている。
「試供品」との名目で多くの便利なものが入っていたからだ。

既に広く有名になっているが、バッテリーが2つついている。
ご丁寧にバッテリー持ち運び用のケースまで付いている。
更に2GのmicroSDカードも最初から刺さっている。
端末下部のminiUSB端子から35mmイヤホンジャックに変換するコードも付いている(これ、いいんだけどちょっと長すぎなのが残念)。
従来のFOMA充電器がそのまま使える変換コードも付いている。
PCとつなぐためのUSB-miniUSBコードも付いている。
マニュアルもしっかりと詳細に作られている。
といった感じで、追加で何かを買うことなく日常の使用を開始できる一通りのものは付いているイメージだ。

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(↑付属品一覧)
聞く話によると、バッテリーを2つ付けるなどというのは前代未聞(初FOMA機以来?)のようで、なんかその辺は頑張ったのかなぁとか。
ただ、2つのバッテリーをうまく充電していく方法を僕はまだ見つけられていない。本体でしか充電できないからといって、本体の電源を一々切るなんてメンドウ過ぎるし。
どういった使い方をドコモは想定しているのか教えて欲しいくらいだ。
一応、バッテリー1つでも日々何とか過ごせるレベルですが。
(あ、でも2回ほど油断して電源0%になった)

といった感じで、纏まりがないが購入・開封レポートを今更お届け致しました。

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