遅まきながら、先週末に映画「ダ・ヴィンチ・コード」を見た。
(見るのも遅ければ、ブログに書くのも遅い・・・)
場所はいつものユナイテッドシネマとしまえん。
この映画館、キレイで広いのだが、かなり空いているので、特等席をネットで予約できる(特にレイトショー)。
そんなわけで最近すっかりお気に入りだ。
ネット予約には入会金1000円のカードが必要だが、入会すれば1本タダで見られるので損にはならないし、6本見れば1本タダになる。
ただ気をつけなければいけないのは、1枚のカードで2人が見ても、1本としかカウントされないこと。だからウチでは、僕とヨメとそれぞれカードを作っている。
しかし、この前の週末は、3連休で天気も悪かったからか、夏休み映画が本格的に公開され始めたからか、いつもより少し早い時間帯だったからか、ファミリー連れでごった返していた。
いきなりローカルな映画館の話から始めてしまったが、改めて「ダ・ヴィンチ・コード」について。
ヨメが夏休みにパリに旅行に行くのだが、この映画の舞台がパリということを知り、是非パリの街並みを見たいと言い出したので見ることになった。
そういう変な動機であったことと、ネット等では「イマイチ」的な評価が多かったように思えたので、実はあまり期待していなかった。
でも実際は結構面白かったと思う。大絶賛というほどではないが。
フィクションなのに、いつの間にか事実なんじゃないかと思えてくる説得力が魅力。
テンポが早く難解でついていくのがやっとなのに、長尺なので「疲れる」のが難点。
良く言われているように、予め原作を読んでいるかどうかが映画の理解に大きく影響しそうだと思った。
ウチの場合、ヨメは原作をつい最近読破。僕は全く読んでいなかったのだが、見る前にストーリーのサマリーをヨメには聞いていた。
それが良かった。何も知らなかったら、もう少し分からない部分が多かっただろう。
当然ながら、ヨメは僕以上に理解しているようだった。
ちなみにヨメは複雑な映画が比較的苦手。少し登場人物が多かったり、黒人が多く登場すると(みんな同じに見えるらしい)、さっぱり分からないというタイプ。だからヨメが理解できるというのは評価すべき点なのである。
この映画の場合、登場人物が「どっち側か」というのを常に把握しながら見ないと、ワケが分からなくなるし、ドンデン返しのインパクトも減ってしまう。
僕もほとんどは把握できていたが、見終わってからも「?」となってしまう部分があった。そんなワケで、細かい点を確認するためにも、是非原作を読みたいと思った。
原作を読んだら、また見てみたいと思う。
映像で見ることにより、原作ではきっと想像するしかなかった「隠されたメッセージ」を視覚的に確認できるという面白さを改めて体験できるのだろう。
そういう視覚的要素として、アナグラムなんかの演出は面白かったと思う。
実際にあの速度でアナグラムを解読できるのだとしたらスゲーんだけど。
ちなみに、ヨメの目的だった「パリの街並」は思ったほど登場せず・・・。
ってか、その目的だったらもっと別の映画があるんだろう。
僕自身、そうは思ったものの、最新の映画を見られる口実を自らつぶす必要もなかろうと思ってダマっていたのだ。
まぁヨメには、是非とも、一つの重要ポイントとなる「パリのピラミッド」に行って写真でも取ってきてもらいたい。