SENNHEISERのIE8がやってきた！

届いたシリーズ第3弾は本当に久々のイヤホン。
今さらながら、SENNHEISERの「IE8」である。

イヤホンについては7年ほど前から2年ほど、いわゆる「イヤホンスパイラル」にハマっていた。
最終的にShureのE500 PTH（その後「SE530」に改名されたので、以後この名前で書く）というモデルを6万円近く出して買ってスパイラルを終結させたのが5年ほど前。
（その時の懐かしのレビューが「衝動買いしたShure E500のインプレ」）

ちなみにスパイラルの過程は、Appleカナル＞The Plug改＞ER-6i＞Porta Pro＞Shure E4C＞HD25-1＞SE530といった感じ。イヤホン以外に2つほどヘッドホンが混じってるけど、気にしないw。
当時は今と違って高級カナルなんてSHUREかエティモくらいしか無かったからまだ良かった。



で、SE530を5年間満足して使ってきたのだが、本当に残念なことにケーブルのヒビ割れ等がもう手を付けられないレベルまでヒドくなり、断線は時間の問題という末期症状になってしまった。
上の写真に写ってるとこだけでも断線寸前なところが5箇所もある状況。

さすがにこうなってしまうと気軽に使えるレベルでは無いので、後継のイヤホンを探す必要が出てきてしまったと。

なぜIE8を選んだか

イヤホンスパイラル経験者としては、中途半端なイヤホンを買っても結局後悔するだけというのは身にしみて分かっていた。
もうSE530まで行ってしまった以上、同じBA型のイヤホンで後継として候補になるのは「SE535」か「TRIPLE.Fi 10PRO」くらいしか無いかなぁと思っていた。

一方で、BA型ばかり聞いてきたので、せっかくなら違う方式であるダイナミック型を試してみたいという思いもあった。
中でもダイナミック型の最高峰であるIE8は、ネットでレビューを漁っても悪い評価がほとんど見つからないほど評価が高く、前々から気にはなっていたのだ。

また、いわゆる「低音厨」でもある僕としては、IE8の低音の評価が高いことも気になっていた。
それにスパイラルの途中で買ったSENNHEISERのヘッドホン「HD25-1」の、あのサ行が刺さりまくる強烈な解像度と頭に叩き込まれるが如くの低音が僕は物凄く好きで、そこからくるSENNHEISERへの期待もあった。

SE535がまだ4万近くする中で、IE8は値段も登場した頃よりグッと安くなっていたこともあって、今回購入に至った。
BA型が欲しくなったら、これも安くなってきてる10PRO買えばいいだろーくらいの気持ちで。

開封の儀

まだ届いたばかりなので、音のインプレは後日ということで、今回は開封の儀でも。
パッケージはSENNHEISERらしく渋いブラックの箱。

開けるとタップリとしたスチロールの中に厳重に丁寧にパッケージされたイヤホン本体が。
イヤホン本体自体もSENNHEISERのロゴが印象的ながら全体としては渋い男のイヤホン的なデザイン。
無骨でオシャレさとは無縁といった感じだが、HD25-1もそんな感じだったし、なんかSENNHEISERらしくて好き。



本体が収納されているプラスチック製の箱は、そのままキャリングケースの内箱として使えるようになっている。
この内箱、イヤホンをキレイに収められるだけでなく、イヤーピースを4つ刺しておけるスペースもあり、更には裏側に乾燥剤を入れるスペースまで作られている。
今まで見た中では断トツで充実したケースかも。ちょっと大きいけど。



付属品も非常に充実している。
まずイヤーピースの種類が非常に多い。全部試すだけでも相当時間がかかりそうなレベル。

装着はいわゆる「SHUREがけ」なので僕としては慣れたものだが、慣れない人のためにイヤーガイドも付属している。ケーブルを挟む形で取り付け、自分の耳に合わせて自由に形を変えられるので便利そうだ。

IE8の大きな特徴の1つでもある低音の段階調整をするための専用工具もついている。
これもキャリングケースに収納できるので、外出先でも簡単に低音調整をすることが可能。
まぁお気に入りのセッティングにしちゃたらそうそう変更しないけど。

もう一つ、ケーブルが交換できるのもIE8の非常に嬉しい特長。
SHUREのイヤホンではケーブルトラブルで泣かされてきたので、リケーブルできるのは大きな安心感があるし、音的な意味でもリケーブルで楽しめる余地がありそうだ。
もっとも、初期状態のケーブルも柔軟性に富んだ良質のものなので、SHUREみたいなことにはなかなかなりそうにない。

ということで、さすが高級機といった感じのパッケージだ。
でも肝心なのは音。
その辺はまた改めて･･･（もうIE8のレビューなんて出尽くしてるけど）。