前回のエントリでXperia Playの標準ゲーム環境について書いたが、結論としては、日本でPlayが正式発売されていない現状ではイマイチ遊べない感じということで、せっかくのゲームパッドが勿体ないという状況になっている。
折角のゲームパッドを何とか生かしたい!ということで、Android用に多数リリースされている各種ゲームハードのエミュレーターを試したらどうなるのかを調べてみた。
エミュレーターというと、なんとなく「環境を作ったりするのが面倒」という印象を持っていてこれまではあまり関心がなかったのだが、非常に優秀なアプリがあるらしく、実は面倒でもなんでもないようだ。
ということでそのアプリについて調べてみた。
Emulator Roms
そのアプリは「Emulator Roms」というズバリな名前。
これ1つあれば環境構築は終了というくらいAll in Oneな感じとか。
アプリとしてのデキとか使い勝手もかなり良い感じらしい。
なお、残念ながらというか当然というか、Android Marketからは削除されている。
このアプリは2種類あって、6機種に対応した通常版と9機種に対応したPlus版の2つがある。
ググってみるとアプロダから野良APKをダウンロード(通常版・Plus版)できる模様。
Plus版の方が良さそうだが、使い勝手は通常版の方が良いようだ。
通常版の場合は機種ごとにジャンル分けされていてアレが探しやすくなっているようだ。
当然アルファベットのみだが名前での検索も可能らしい。
通常版の良い点として、下部に国別タブがあって絞り込みできるようにもなっているらしい。
探し当てたアレは当然そのままダウンロードできるようになっているようだ。
ダウンロード後は「Play」ボタンが表示されるらしく、これを押すと対応したエミュレーターアプリが入っている場合はエミュレーターが起動してプレイに移行できるようだし、エミュレーターが無い場合はAndroid Marketに飛ばしてくれて無料のエミュレーターを入手できるようだ。
アプリ起動画面にある「Favorite」はスターを付けたモノを集約表示してくれ便利らしい。
なお、PSについては必要となるBIOSファイルもこのアプリ経由で入手可能とか。
ただエミュレーター本体となる「PSX4droid」は現在Marketから削除されているので、自力で入手する必要がある。
という感じで、ちょっと歯切れが悪いけどこんな感じのアプリらしい。
エミュレーター本体はどんな感じか
エミュレーター本体のアプリは、Marketから入手できるものだけでも色々と種類が多いので、一概に「こうです」とは言えないが、試してみたものの多くは同じような設定項目を持ち、かつPlayのゲームパッドにもちゃんと対応していた。
具体的な設定項目は上のような感じ。
(上はEmulator Romsで推奨されているらしいTiger SNESのもの。無料で使いやすいようだ)
一番よく使うのはKey Mappingだろう。これで自分好みにキーを割り付けできるようだ。
あとは画面のScaling設定も重要。全画面表示にすると横長になるけど違和感はあまり無さそうだ。
ゲームパッドは偉大!なんじゃないか
エミュレーターで遊ぶこと自体は、当然ながらイマドキのAndroid機ならどれでも可能。エミュレーターのほとんどはVirtual Keypadを画面上に表示して操作できるようになっているようなので、別にゲームパッドがなくても操作はできる。
でも、やっぱりゲームそのものが静電パネルでプレイするUIで設計されていないワケで、あまり心地よいゲーム体験とは言えないのではないかと。ボタンのクリック感も無いし、斜め入力とか難しそうだし。
コレがPlayのゲームパッドとなると、ホントに別物と言えるほどの感覚になる。
っていうか、ほとんど専用機の世界。
専用機のように遊べるけど、いろんな機種がAll in Oneになってるみたいな状態。
ゲームパッドは慣れるまで少し時間はかかるようだけど、慣れてしまえばBダッシュジャンプとか超余裕だし、昇竜拳はおろかスパコンも普通に出せるとかいう噂を聞くほどだ。
ただ、当然ハードの世代が新しいほど挙動は不安定になるようだ。
NESとかGBAなんかは余裕だけど、PSくらいだと結構不安定みたいな。
ということで、特に昔の機種に思い入れのあるような人にとってはPlayはかなり良いらしい。
僕もNESとかSNESあたりが一番思い入れがあるので、Playは向いてるかもしれない。
懐かしい思い出にひたりながら毎日Play三昧・・・という夢を見ている。
なんか色々伝聞ばかりで申し訳ないエントリだなw