Gadgetからクルマとお家に興味が移行中

春夏のMobile Gadgetから何を買おうか?

CESとMWCが終わって、予想どおりAndroid端末がウジャーと出てきた。
Android以外でもWebOSやらWindowsPhone7に大きな動きがあった。

で、ここで発表されたものが春から夏にかけて出てくることになる。
春から夏と言えばAppleからもiPad2やらiPhone5やらが出てくる。
ガジェット好きとして嬉しい悲鳴なんだけど、去年以上に増えまくった選択肢を前に、何を買っていいのやらと迷う日々。

ということで、現時点で気になる端末などをまとめつつ頭の整理をしてみた。
例によって長文・駄文ですが・・・。

スマホのメイン端末の有力候補

この中からたぶん一台くらいはゲットしたいかなぁ
かなり話題になった端末たちがコレ。
僕のXperia(X10)後継のメイン端末をこの辺から選ぶことになりそう。

SonyEricssonのXperiaシリーズ
X10はOS周回遅れとかマルチタッチ非対応で嘲笑を浴びた端末だったが、新しいXperiaシリーズは触った人からの評判も良いし、何よりも他社のAndroid端末との明確な差別化が図られていて、相変わらず物欲を刺激してくる。

arcのデザインは他社のAndroidと比較しても際立って印象的でSexyだし、playはまさにSONYグループならではの機種で、完全にOne&Onlyな存在感を獲得している。
playはローンチタイトルの多さなども含めて相当準備された端末という印象もあり、またSONYのコンテンツ群との深い関わりは僕がXperiaシリーズに期待してきたことなので(残念ながらX10では実現しなかったが)、やっと実現してくれたなぁと思ったり。

で、これに加えてハードキー付きのProと廉価版のNeoという磐石な体制。
Android機のメーカーとして確実に進化した印象だ。

OSも周回遅れの汚名を返上するGingerbreadだし、そもそもplayを出すにあたってゲーム機能のサポートをOSに入れ込む交渉をGoogleと相当やったと思われることなどから、Googleとの関係も深くなっているのではと想像される。
Nexusシリーズを断ったという一昨年のミス?を完全に取り戻したのかも。

とりあえずこの中ではarcがドコモから出ることが確実視されており、僕の次期端末の筆頭だ。
ただ、おサイフ機能などをつけた通称「Azusa」が夏ごろにドコモから出るというウワサもあり、更に5月にはauからおサイフ付きのarcベース端末が出るという報道もこのウワサをサポートしている。
やっぱりおサイフは個人的には非常に欲しい機能なので、見極めが大事っぽい。

しかし、Felicaを付けることでarcの美しいデザインがスポイルされるとしたら悩みが深くなる。
個人的に端末選定の際の優先ポイントにデザインがスペックと同じくらいの割合で入ってるので。
デザインの良さこそがXperiaの最大の武器なので、Azusaが凡庸なデザインならarcの方がいいかもとか。

また、懸念点もいくつかあって、この時期のハイエンドは2コアという空気の中で、シングルコアなCPUはちょっと弱いかなぁと。
あと内蔵ROMの容量がX10より少ないという話も聞く。App2SDがあるとはいえ、少し心配。

ただ、X10のアップデートで見せたソニエリのサポートの厚さも忘れられないので、なんだかんだ非常にソソられている端末である。
見極めが大事とか言いながらも、店頭でarcの実物を見て衝動買いする可能性を全く否定できない状態。

Motorola ATRIX
CESでベストスマートフォンに選ばれた、まさにハイエンドな端末。
2コアのTegra2を筆頭に、2000mAhのバッテリーなど、スペックはほとんど文句なし。

しかし何よりも興味深いのは、オプションのLapTop Dock。
これにATRIXを刺すことで、LinuxベースのWebTOPというものが動くノートPCになっちゃいますよという、すごいギミック。Tegra2ってそんなに凄いのかと。
カフェなんかでコレ使ってたら注目の的じゃないか?的な(たぶんそんなことない)。

でも、惜しむらくはOSがFroyoという点と、このLapTop Dockが50万円というところ
それでMacBookAirが何台買えるのかと。
しかもこのレビュー(英語)を見ると、PCとしての使い勝手はかなり微妙そうということで(ちなみにレビューは色々辛口)、基本的には実用性よりも見せびらかし要素が強そう。
見せびらかしに50万も使う余裕は無いし、LapTop Dockとの合体が無いと個人的には魅力半減なので、購入はちょっと厳しいかなぁ。
そもそも日本で出る見込みもないし。

[note]LapTop Dockの価格、一桁間違ってますた。$499なので5万円でしたね。アホ丸出しでした。そのくらいの値段なら結構アリかも・・・ま、日本では出ないのでしょうが[/note]
っていうか、Motorolaって最も主要なAndroidメーカーだと思うのだが、何で日本のキャリアから端末が出ないんだろ。グローバル端末が弱いauあたりは頑張って持ってくればいいのに。

Samsung GalaxyS Ⅱ
現行のGalaxySもかなりキビキビとしていて十分な戦闘力だと思うが、更にスペックを上げてきたのがコレ。
NFC搭載というのが差別化要素なのかな。
NexusSの例を挙げるまでもなくGoogleとの関係も良好なのだろうし、Samsungは完全にAndroidメーカーのメインストリームなんだろうなぁ。

たぶん、実用で不満が出るような要素は無さそうなんだけど、個人的には相変わらずデザインがつまらないのと、最近GalaxyTabが突然死した事件でSamsungへの信頼感が揺らいでいるのとで、僕個人の購入意欲はそんなに高くない。
ソニエリと違って提案性に欠ける感じもするし。

みんな大好きHTC端末だけど?

Facebookフォン以外はこれといって・・・なHTC端末
G1から始まってMagic(HT-03A)やらNexusOne、そして現時点最高峰と思われるDesireHDに至るまで、これまでは「Androidメーカーと言えばhtc」というイメージだったし、カスタム界でもみんなhtcの端末が大好きだ。
僕も4台持っているAndroidの半分がhtcなワケで、当然大好きなメーカーではある。

しかし今回発表された新機種ではhtcの勢いに陰りを感じたかも。
目新しいのはFacebookフォンくらいで、あとは従来機種のスペックを上げただけという印象。
デザインも相変わらずのオジサン・テイストだし(質感は高いのだろうけど)。

そもそもGoogleとの蜜月関係が少し薄れているのでは無いか?と感じた。
そう思う一番の要因はタブレットにHoneycombを採用できなかったこと。
そして、ある意味Googleの仇であるFacebookと共同で電話を作ったこと。
htcはWP7のスマホも作っていたりするし。
そんなワケで、Googleはhtcと距離を取って、他の大手メーカーに近づいたんじゃないかという気がした。
全て僕の勝手な推測にすぎないのだけど。

とりあえず、Facebook完全放置な僕にとっては特に見るべきものは無いかなぁ。

変態だらけの国産大会

変態だらけなのは敢えて直球勝負を避けているのか?
IS01の悲劇や、不具合連発のシャープやら東芝の先行組を見るにつけ、国産端末に食指が動かない今日この頃ではあるのだが、そもそもこの変態端末だらけの状況はどうなんだろう?
敢えて直球勝負を避けているのかもしれないが、それでいいのか国産メーカー。
姿形までガラパゴスになりたいのかよと。

DSみたいな2画面Android?誰得なのそれ(しかも2社も・・・)。
Life Touchもスマートフォンのカテゴリを敢えて避けた感じがIS01っぽくてヤな感じ。
PanasonicもAndroidを全面に出さないオーディオプレーヤーとか、及び腰感丸出し。

マトモそうなのは3月にドコモから出ると言われているNECの「MEDIAS」と、Verizonから出るらしいCASIOの「G’zOne」くらいか。
ただ、経験上「メーカー初のAndroid端末」には手を出さない方が良いと思っているので、個人的にはスルー。
国産メーカーにはまず普通のAndroid端末を迅速に次々と出してグローバルモデルと戦って経験値を積んで欲しいかなぁ。

Android以外の端末たち

NOKIAの発表はグローバルではインパクト大きそう
NokiaのWP7採用はたぶんグローバルではすごく大きなニュースなんだろうけど、Nokiaが撤退して、WP7が日本語対応できていない状況ではどうも実感が湧かない。
でもNokiaのWP7コンセプト機はWPらしくなくスマートなデザインで好印象だし、WP7も使った人の評価が結構良い感じなので、すごく興味はある。
Android使ってる人が増えてきたので、天邪鬼な僕としては日本でもWP7+Nokiaが出てくるならば検討してみたいなぁと。

HPからはWebOSの端末も発表された。
これまた日本国内ではなかなか触れないので、果たしてどんなものなのか想像もできないけど、UIがすごく良さそうで前々から興味があるところ。
なのでWebOSが存続しているというだけでなんか嬉しい感じ。
是非一度触ってみたいなぁ。日本で発売されることはまず無いのだろうけど。

NokiaがMeeGoから撤退するという大ニュースが出た、その絶妙なタイミングで発表されたのが富士通のMeeGoノートブック。
まずは時代の空気を読む練習からした方がいいんじゃないか?
ガラケーはFと決めていたので富士通のAndroidにも期待していたのだが、二画面試作といいコレといい、非常に微妙ですな。

タブレット達

どれも魅力的。でも違うのがガワくらいか?
Honeycomb搭載のタブレットも色々と発表された。
中身はどれも割りと素のHoneycombらしいし、スペックも似たようなものなので、差別化要素がガワのデザインとか3D対応みたいな部分にしか無さそうなのがアレだけど。
でもハンズオン動画などを見ると、Honeycombは凄く触ってみたい。つか欲しい。

個人的には既にiPadとGalaxyTabを持ってるし、ライフスタイル的にタブレットを最大活用できる感じじゃないので、どう考えてもさらに一台買い増す理由は無いのだけど、LGのタブレットがドコモから出るらしく、店頭で衝動買いしてしまわないよう細心の注意を払いたいと思っている。

既に書いたけど、タブレットではhtcのハブられっぷりが非常に気になるところ。
確かにSenseは使い勝手良いんだけど、やっぱWebOSのUIを作ったチームが手がけたというHoneycombのUIの前には霞んでしまうなぁ。
まぁhtcなんで、xda謹製のHoneycombが来るのは間違いないだろうけど。

界王拳状態のCPUロードマップ

各社のCPUのロードマップ。10倍とか100倍とかの界王拳状態
この春夏のハイエンド機種は「Tegra2=2コア」というのが気分な感じっぽいのだが、MWCで発表されたCPUメーカーのロードマップを見ると、春夏のハイエンドも秋にはすぐに霞んでしまいそうな勢い。
もうムーアの法則なんか遥かに飛び越えて「10倍」「50倍」の界王拳みたいな状態だ。

やっぱり一番の注目株はNVIDIAだろう。
この春夏のハイエンドやHoneycombタブレットにTegra2が乗りまくっている。
で、秋には4コアのTegra3でTegra2の5倍の性能になるらしい。
来年には10倍、更にその先には100倍とかで、かなりの界王拳の使い手だ。
NGPも4コアらしいし、年末は「2コア?なにそれ」な感じなのだろうか・・・。

クアルコムのSnapdragonも少し遅れて2コア化・4コア化が進んでいく模様。
Tegraと違って型番が機械的すぎて分かりにくいっス。

IntelもAtomベースのCPU「MedField」でAndroidをサポートするらしい。
年内には搭載端末も出るとかで、人柱精神にあふれた人には最適かも。僕は要らない。
だってIntelベースのAndroidってそれだけでOSバージョンが周回遅れらしいしー。

とりあえずCPUは凄い勢いで進化するし選択肢も多様になっていくようだ。
でもこんなの気にしてたらいつまでも買えないよなぁ。
そもそもスマホで4コアとか本当に必要なのか。
個人的にはむしろ徹底的に消費電力を減らして欲しいんだけどなぁ。

購入に影響する他の項目

今年の端末選択が去年までと明らかに違うのは、圧倒的な選択肢の数と、考慮すべき項目が増えたことかなぁと思っている。
去年までは「端末スペック」「Androidのバージョン」くらいを気にしていれば良かった気がするが、これから買う端末は「LTE対応」「NFC対応」「ガラパゴス対応」あたりも気にしていかないといけない感じ。

「Androidのバージョン」については、やっぱり購入時点で最新なのが間違いないと思う。
つまり今ならGingerbread。でも実質的にはFroyoとそんなに違わない気もしたり。
むしろ大事と個人的に思うのは次のIceCream Sandwitchだ。
ここでHoneycombベースの素敵なUIが乗っかってくる可能性が高いからだ。
言わばWindows2000からXPになる位のインパクトはありそうな予感がする。
なので、アプデでIceCreamをサポートしてくれるかどうかは重要かも。

「LTE対応」もなかなかやっかいな要素だ。
ドコモは年末にはLTE対応スマホを出すと言っているが、LTEがどの程度のスピードで広がっていくのかが全然見えない。
でも、新しいモノ好きとしては、LTEエリアになったらサッサとLTEに変えたい気もしており、この春夏に端末を買い換えてもLTEスマホまでの短い命ということになりかねない。

あとは「NFC対応」。
まぁ仮に国内でNFCがFelicaを取り込んでいくようなことがあっても、それは早くて来年の終わりとかだろうから、この春の端末購入ではあまり考慮しなくても良いのかもしれないが、端末を2年使おうと思うなら慎重な判断が必要かもしれない。
(今のAndroidの進化スピードで2年使うこと自体が考えられないが)
むしろ今の段階では「ガラパゴス対応(おサイフ対応)」の方が重要かなぁ。
まぁおサイフを搭載してくれるメーカーは非常に限られているし、国産メーカーはその他の不安要素が多いから色々難しいけども。
ソニエリやhtcが搭載するなら有力な選択肢になるんだが。

ということで、諸々考えると、本当は年末あたりに「LTE・NFC対応の4コアでIceCream搭載なAndroid」を買うのが一番長く使えそうな気がするのだ。
つまりこの春夏に何か買っても非常に短命で終わるかもしれないと。
でも年末まで今のX10使うなんて耐えられないし・・・。

考えるほど買えなくなるので割り切るしかない

とまぁグジャグジャと書いてきたけども、割り切るしか無いのだろう。
この春夏に買う端末は半年から長くて1年の命と。
当面はこれがAndroid端末の宿命なのかもなぁ。

それが嫌なら、1年はデカい顔していられて、数年はOSアップデートの心配もないiPhone5買うしかないんだろうと。ソフトバンクが嫌でも、SIMフリ輸入+日本通信という方法があるし。

で、どうせ割り切ってAndroidにするなら、他にも色々割り切ればいいじゃんと。
というか、むしろ一番惹かれる要素のみで評価して買えばいいじゃんと。

なんで、長々書いたけど、たぶんデザインを評価してarc買う気がしています。

以上、arcを買うための自分への色々な言い訳でしかなかった作文おわり。

One comment

  1. お久しぶりです。

    私は、、、、、、
    ずばり、「今年は見送る」です。

    個人的(財政的)な事情もいくつかはあるのですが、それよりはカスタムロム導入やアプリ開発で、現時点で「標準」と言って良いSO-01Bを使い倒すことを考えています。

    IcecreamSandwichの動向や、HoneyComb(タブレット)の住み分けも、今年はカオスのまま推移するような気がしますし。

    晴れて24ヶ月の縛りが消えたとき(つまり2012年)に、iPhone4の位置づけとなるAndroid携帯電話がリリースされるはずなので、じっと待ちます(笑。

    #なお、私もしばらくのあいだブログを休んでいますが、春になったらアクティブに書いていく予定です。

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