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スーパーマン・リターンズ先行上映を見てきた!

スーパーマンが帰ってきた!Daily Planetも号外が 映画版のスーパーマンと言うと、初代が1978年、「スーパーマン2」が1980年というくらい昔の映画なのだが、1974年生まれの私でも何故かすごく「懐かしい」そして「ワクワクする」映画だったりする。
幾度となくTVで放映されたのを見ていたからかもしれない。
親が連れて行ってくれた数少ない映画の中の一つが「2」だったからかもしれない。
子供だったから余計にヒーローモノが印象的だったのかもしれない。
そんなトラウマっぽいものもあって、この夏の映画の中でも「スーパーマン・リターンズ」は是非見に行きたい映画だった。
ユージュアル・サスペクツ」のブライアン・シンガー監督とケビン・スペイシーっていうところも、なんかツボな感じだったし。
8/12・13で先行上映があるというので、これに備えてまず過去の映画を復習してみた。
シリーズモノの映画を一気に見るというのは久々だったが、普段なかなか実現できないだけに、映画好きとしてはかなり楽しい時間だった。
それに漠然と「面白い」「ワクワクする」という子供時代からの印象はあったものの、ストーリー等は全く覚えていなかったのでちょっと新鮮だったりも。
で、シリーズ全部を見た感想としては、「1」「2」はホントに今見ても面白い映画。「3」はイマイチ。「4」はDVDにすらなっていないくらいで期待していなかったが、個人的には「3」より面白かった。


スーパーマンというと、もうクリストファー・リーブスのワンマン映画という印象だったのだが、実は父親がマーロン・ブランドで、敵がジーン・ハックマンだったりと、意外な大物が出ていることを知ってまずビックリ。
「1」ではスーパーマンが生まれるまでの経緯が前半をいっぱいに使って丁寧に描かれている。
その分、スーパーマン的なアクションが後半まで出てこないので少しジリジリとしてしまうのだが、この経緯が分からないと以降のシリーズを見た時に「?」となってしまうので、なにげに重要だったりする。
今回の「リターンズ」を見るにあたっても、「1」だけは事前に見た方が良いと思う。
「1」の後半からは、子供の頃に見た印象のままのスーパーマンの活躍ぶりが「これでもか」という感じで描かれており、大人になった今見ても面白くワクワクだ。
30年近く前の映画とはとても思えない。
それにしてもクリストファー・リーブスのスーパーマンは美しい。
そして「美しい」スーパーマンが、メガネ一つで「冴えない」新聞記者クラーク・ケントになってしまう、その変身ぶりがスゴイ。
変身といえば、クラークがどこでどうやって変身するかというのもスーパーマンの見所の一つだったりする。
ビルの回転ドアで、ビル裏の路地で、自動証明写真機で、パトカーの後席で、公衆電話で・・・なんでもアリだ。
「脱いだ服はどこ行っちゃったの?」なんて野暮なことは考えちゃいけない。
リターンズ」ではどんな変身を見せてくれるのかも楽しみの一つだった。
スーパーマンの敵役であるレックス・ルーサー(ジーン・ハックマン)や、恋人役の新聞記者ロイス・レーン(ちょっと「うつみ宮土理(ケロンパ)」に似てる?)、Daily Planetの編集長なんかもそれぞれキャラに個性があるし、毎回出てくる(「3」ではチョイ役だが)ので、そのあたりも「リターンズ」でどうなってるのか楽しみな所だった。
恋人?役のロイス・レーンに対する、どう考えてもちょっとストーカー的なスーパーマンの接し方も注目。
いつものように前置きが長くなったが、「リターンズ」について。
映画館に着くと、Daily Planetの号外(冒頭の写真)が置いてあったりして期待感を高揚させる。
そして、あの高揚感タップリのテーマ曲ともに映画が始まった。
冒頭のタイトルとかキャストの表示のされ方が「1」を忠実に再現しているあたり、オリジナルへのリスペクトが感じられて好感度大。
見る前の私の心配の一つが、(映画の中の時間で)5年ぶりにスーパーマンが帰ってくるというあたりの経緯について、ダラダラと説明されると萎えるなぁということだったのだが、幸いその辺りはアッサリしたもんで、割と早々にスーパーマンの活躍が見られたので安心した。
もっとも、スーパーマンが「地球の母親」の所に隕石のように落ちて戻ってくる場面では、「あれ?お母さん亡くなったんじゃなかったっけ?」とか思ってしまったが。
きっとこれは「2」の後でかつ「3」「4」の前の話なのだろう。
ストーリーはのっけから派手なスーパーマンの活躍ぶりで楽しませてくれる。当たり前だが、現代の技術で作るとこんなにもキレイで派手なアクションシーンになるんだなぁと感嘆。なんせ最終作の「4」でも特撮は低予算映画みたいで、ほとんど子供用の「特別戦隊」レベルだったからなぁ。
シリーズを見てきた人がニヤッとできるようなセリフがあったりも。
で、今回もまた敵となるレックス・ルーサー。
ケビン・スペイシーはまさに適役。
ジーン・ハックマンにまったくヒケを取っていない。
いつものように若い姉ちゃんを連れていて、しかもその姉ちゃんが微妙にスーパーマン応援派だったりする細かい演出も、シリーズの基本としてシッカリ押さえられている。
そして今回ルーサーが計画する悪の計画も、「土地」に執着し「1」で西海岸一帯を海に沈めようとした彼の思考を非常に巧く再利用していて感心。
クリスタルを使ったその手法も「1」で「スーパーマンの家」ができる映像を見ている人には良く分かるハズだ。もっとも、「1」を見ていない人のために、これからどんなヒドイことが起きるのかを事前にミニチュアモデルで再現してくれるので、理解に困ることはないハズだ。
スーパーマンがいない5年の間に、「なぜスーパーマンは必要ないか」という記事で念願のピュリッツアー賞を受賞したという設定のロイス・レーン。
オリジナルに比べるとかなり若返った感もある今回の役者さん。「うつみ似」ではないけど、ツンデレ系(はてなの解説より)という所はしっかり継承。
原作コミックではスーパーマンと結婚したらしいが、「リターンズ」では5年の間に子供ができて、会社の同僚リチャードと同棲しているという設定。
しかしオリジナルを忠実に再現したかのような、スーパーマンによる執拗なストーキング攻撃により、また彼への思いを強くしていく。
彼女については、最後の方で「えーっ!?」という展開があるのだが、私は正直リチャードが不憫で仕方なかった。リチャード、あんなに活躍したのに。っていうかロイス・レーンはヒデー女。で、この展開から考えるとやはり「リターンズ」は「2」の後の時代なんだろう。
まぁなんだかんだ書いたが、トータル的には純粋に楽しめる映画と言える。
もっとも、やっぱりというか、クリストファー・リーブスじゃないスーパーマンに最初はかなり違和感もあったのだが。今回の役者さんが悪いということではないのだが、スーパーマンの時の「美しさ」がリーブスに少し劣るし、逆にクラークの時の「イマイチ」な感じもリーブスに劣る(なんか今回の方はメガネかけてもイケてんだよなぁ)。
そうは言っても、最後の方にはだいぶそういった違和感もなくなってきたし、そもそもリーブスのスーパーマンはまさに「無いものねだり」でしかないんだから、この新しいスーパーマンを受け入れて行くしかないんだとは思っている。
エンドクレジットで「クリストファー・リーブス夫妻に捧ぐ」というメッセージもちゃんとあったことだし、この「新しいスーパーマン」でまたシリーズを重ねていって欲しいものだ。(もっともシリーズを続けて行くとなるとロイス・レーンの設定が厳しくなりそうか?リチャードはどうなる!?)
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