Evernoteアプリのβ版が登場！

先日のRTMに続き、「Android始まったな」というアプリが登場。
EVERNOTEである。
まだβ版ということでMarketではなく野良アプリとして公開されている。
コチラからダウンロード可能。

で、早速使ってみたので、簡単に紹介。
起動するとおなじみの緑ベースにロゴが入ったログイン画面。
β版とはいえ、数多あるAndroidアプリっぽくない作り込みを予感させる。
で、ログインした後の基本の画面が右の画像（menuボタンを押した状態）。

ここで気づくのが、僕のiPod TouchのEVERNOTEアプリと少々違うぞということ。
iPod Touchのアプリだと「テキスト」と「カメラ」の2つのメニューしかないのに、Andoid版は「テキスト」「ファイル」「カメラ」「音声」の4つのメニューがある！
（ただしiPhoneアプリだと違うのかも？→違うらしいです）
ちなみに左がAndroid版。右がiPod Touch版。

アップローダーとして優秀

では、各メニューを紹介しよう。
「SnapShot」を押すと、カメラが起動する。
ここで撮影した写真をEVERNOTEにアップロードできるというワケ。
ただしカメラは本当にシャッターボタンがあるだけの極めてシンプルなもの。
（でも後述するが、これで全然問題ないのだ）

「Upload File」メニューでは左のような簡単なファイラーが立ち上がり、携帯内部やmicroSD内のファイルを選択してEvernoteにブチ込める。
これはかなり便利で、今までUSBでPCに接続してコマンドラインでバックアップしてたような手間が、携帯単独で出来てしまう。
しかもクラウドに保存されるから、いつでも何処からでもアクセス可能だ。

「Text Note」メニューでは右画像のようなシンプルなダイアログが立ち上がる。ちなみにこの画面は他のメニューでもアップロードの前に出てくる。ここでタグ付けやタイトルや説明を入力するためだ。
メモを入力するにしては、やや入力欄が狭い気もがしなくもないが、これも実は無問題（後述）。

最後のメニュー「Audio Note」では、シンプルな音声録音画面が立ち上がる。ここで音声メモを録音してサクっとクラウドに送ってしまうわけだ。
（ちなみに音声は3gp形式で送られ、PC上でクリックするとファイルがダウンロードされてくる）

というワケで、ベータ版でありながら、アプリ単体でも既にかなりの完成度を誇っているのだが、実はコレだけではない。
だってAndroidですよ？
ということで、Intentを使ったアプリ間連携も当然のように完備である。
とにかく「Share」「共有」メニューがあるアプリから共有をかければ、送り先として当然のようにEvernoteアプリが出てくるのである。
だからアプリ内蔵の機能が気にくわなくても全然問題ない。

例えばブラウザから共有かければURLをサクっと送れるし、ASTROでブラウズしたファイルだって送れる。
このブログの記事も、実は大部分をAK Notepadで書いてEvernoteに送ってるし、この前の記事の写真はCameraPROで撮影してEvernoteしたものだったりする。
このアプリさえインストールしとけば、好きなアプリで作業して、どっからでもEvernoteできちゃうワケで、まさにAndroidの面目躍如である。

少し残念なところも

iPhoneアプリに比べて残念な所もある。というのは、現時点では溜まったメモをアプリ内で見ることができず、ブラウザの画面で見たり編集したりする必要があるのである。
勿論、ブラウザ画面はAndroid用に最適化されているので使い勝手は悪くないのだが、いかんせんHT-03Aのブラウザはモッサリ気味なので、少しストレス。

iPhoneアプリはちゃんとアプリ内で見られるので、ここは今後に期待と言うところか。ちなみに上の左がAndroidのブラウザ画面、右がiPhoneアプリ内で溜まったメモを見ているところ。

総括と脱線

ということで、現時点ではアップロード機能は非常に充実、検索や閲覧機能はやや課題ありというところか。
実は今まではそんなにEvernoteを大活用してるわけではなく、無料の範囲で細々と使ってきたのだが、HT-03Aで使えるようになったことで、まさに「外部脳」としてフル活用できる環境が整ったので、課金も視野に入れて使い方を考えようという気になった。
（無料の場合、１ヶ月の転送量に上限がある。またファイルの種類にも限りがある）

ちなみに、このアプリを見るまで、音声もアップロードできるって知らなかったんだけど、音声も画像同様に自動認識して検索可能にしてくれるのだろうか？
まぁ日本語は未対応に決まってるけど、音声認識もGoogle Voiceなんかで使われてて段々実用になりつつあるから、この先期待できそうだ。
（日本語についても、先日のドコモキャピタルの出資をきっかけに対応が進むんじゃないかと密かに期待しているんだが。）

画像認識と音声認識であらゆるものを検索できるような神サービスになる可能性もある「外部脳サービス」のEvernote、この機会に一度試しては如何だろうか。

# 記事の三分の二は帰りの電車の小一時間でHT-03Aから書いたのだが、結構な分量をかけるもんだ。
これもFlickWnnのおかげ。
HT-03Aは日本語入力がクソとかいう人も多いが、単に慣れの問題で、慣れればクソガラケーより遥かに速いよ。