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Androidでfoursquareしてみよう



最近、foursquareを始めた。
もちろんご多分に漏れず、IDEA*IDEAさんの記事に触発されてである。
記事が出てからすぐに登録し、一週間ちょっと使ってみたのでエントリを書いてみようと。

ちなみに上記記事に触発された同士が非常に多かったようで、登録してしばらくは見ず知らずの人からフレンド申請がどんどん来ていた。
(ただ、ここ2~3日でかなり「一巡」した感はある)

そういうこともあって、既にブログでのレビュー記事などが色々と出まくりなので今更感はあるのだが・・・。今のところiPhoneの公式アプリから使っている人が多くAndroidから使っている人は見かけないこと、見たところiPhoneとAndroidのアプリのLook&Feelが全然違うっぽいことから、敢えて「androidから使う」という切り口でエントリしてみる。
(ちゃんとAndroid用公式アプリがあるのが素晴らしい)


foursquareは今流行りの「ソーシャル」と「位置情報サービス/位置ゲー」の要素を合わせ持った、US発のサービス。ずっとUS限定だったのが、昨年終わり頃から全世界対応が始まり東京でも利用可能になった。
USでは2009年を通じてかなり流行していたようで、The Crunchies Awards 2009の「Best Mobile Application」の受賞者にもなっている(ちなみに同一セグメントの5つの中に日本の「セカイカメラ」もノミネートしていた)。
同様のサービスである「Gowalla」とか「MyTown」もUSではかなり流行しているようだ。
日本で「コロプラ」とか「ケータイ国盗り合戦」がユーザーをかなり集めているのと同じような感じなのかな。

ま、能書きは良いとして、具体的にどうやって使うの?という話なのだが、今更この場末ブログで一から紹介をしても仕方が無いので、その辺は下記の関連エントリを参照してもらった方が効率的かと(丸投げ)。
あ、ちなみに僕のアカウントはコチラです。友達歓迎。
foursquare(公式サイト:まずはココで登録)
Twitterの次はこれじゃね?今一番イケてる(と僕が思っている)『foursquare』について調べてみた | IDEA*IDEA
注目位置情報サービスの「FourSquare」日本で利用可に | 湯川鶴章のIT潮流
foursquareオフィシャルの解説 日本語訳と、日本語情報へのリンク | 木になることの日記
5分でわかる foursquare の始め方 | WWW WATCH (iPhoneで使う前提)
foursquare、MyTown、ケータイ国盗り合戦 2010年はジオメディアの年? | はてブニュース

以下はTechCrunchより。今年は位置情報が熱いようですな。
Crunchies賞の受賞者が決定頓智ドットもノミネート, Facebookは総合部門で三連覇の偉業
立ち上げわずか1か月のMyTownが話題先行のFoursqugareとGowallaを大きく引き離してユーザ数50万に到達

基本は「チェックイン」すること


公式サイトで登録が済んだら、まずはMarketから公式アプリをダウンロードする。
foursquareは基本的にモバイルサービスだから、基本はアプリから使うのだ。
WEBサイトは活動の履歴等を見るためにあるようなもので、ここでやることは少ない。
アプリをダウンロードしたらGPSをオンにして、早速ログイン。



ログインすると上のような画面(左)になり、「Nearby」というタブに色々なスポットが表示される。これが「Venue」である。
Venueとはfoursquare上に登録されたスポットで、このサービスでの活動の単位となっている。
一口にスポットといっても、「駅」だったり「建物」だったり「飲み屋」だったり「交差点」だったり・・と、やや混沌としているが。
同じ駅が2つ出てくるようなところもあったり。
近くにあるハズなのに表示されないところがあったり。
英語表記だったり日本語だったり。
これらは全て「Venueはユーザーが登録できる」ことによる。だからバラバラなのだ。

とりあえず、Nearbyタブに表示されている中からどれかを選択(タップ)してみる。
すると右のような画面になる(ちなみに上のスクショはmenuを表示した状態)。
ここで画面中ほどにある「Quick-Checkin」という青いボタンを押すと、そのVenueに「チェックイン」することができる。これがfoursquareの基本の操作となる。
要するに色んな場所で、色んなVenueに「チェックイン」してくことを繰り返すのだ。



「チェックイン」すると何が起こるのか?
まず左の画面のように「ポイント」を貰える。なんか嬉しい。
この「ポイント」は、初めてチェックインしたVenueだとより多くもらえたり、一日のチェックイン数が多いほど多くもらえたりする。
同じ場所に何回もチェックインしてもポイントはあまりもらえない。
ちなみにポイントを効率よく一杯もらおうと短時間でチェックインしまくると「リラックスしろ!」とか怒られたりもする(ポイントは貰えない)。

で、こうやってポイントを溜めると何がオイシイのかというと、実は「ポイントで何ができるかは、まだ実験の最中」(公式)とうことでズっこけたりもする。
だから今のところ、上に書いたとおり「なんか嬉しい」だけ。

それから、チェックインしたVenueや時間や回数はfoursquareに記録される
後でWEB上から履歴を見ることが出来るのでライフログ的に使うこともできたり。
FRIENDS(後述)がいる場合は、彼らに最新のチェックインしたVenueが共有される。
チェックインするとTwitterに自動的にTweetしたりもできる。

こうやって色々な場所でチェックインをしていくうちに、一定条件を満たすと「バッジ」という勲章のようなものを貰えることもある。なんか嬉しいw
バッジ取得の条件は色々だ。「10カ所の異なるVenueにチェックインする」だとか「一晩に3回」とか「半日で10回」だとか。絶倫か?
集めたバッジは上の右の画面のように、その人のステータス画面に表示される。
一杯バッジを持ってると、なんか自慢できそうで嬉しいw。
(他のユーザーがどれくらいバッジを持っているかも見ることができる)

更に、同じVenueに複数回チェックインし続け、そのVenueにチェックインするユーザーの中で最も多くチェックインしている状態になると、そのVenueの「Mayor(市長)」という地位を獲得することができる。
市長ですよ、市長。
こんなパンピー丸出しの僕でも市長になれる。これは超嬉しいww。
MayorになったVenueにチェックインしてきたユーザーには、そこのMayorが誰かということがしっかりと通知される。
あなたがそこのMayorであることをしっかりと分からせてあげられるのだ。

ただ、他のユーザーがその時点のMayorのチェックイン数を上回ってチェックインすると、Mayorの地位はそのユーザーに取られてしまう。
人気スポットだとMayorの取り合いが生じる。
ここがfoursquareでゲーム性が一番高いところだろう。

ソーシャルな機能



次にfoursquareのソーシャルな側面を見ていく。
左の画面は前出のVenueの詳細画面(チェックインする画面)。
これをよく見ると「Tips」という項目があり、そこに何か書き込まれている。
この「Tips」はそこのVenueについてのクチコミみたいなもの
飲食店のTipsに「このメニューが美味い」と書かれているようなのが典型的。
(食べログみたいなもので、要するにCGMのタウン情報だ)

このTipsを書き込むには、menuボタンを押して「Add Tips」を選ぶだけ(右画面)。
今のところ、日本でもまだユーザーが限定的なためか、相当な人気スポットでも無い限り、Tipsが書き込まれていることは少ない。なのでTipsが書き込まれているとなんか嬉しかったりも。
そういうワケで僕はできるだけTipsを書こうという意気込みは持つようにしている。
(実際はそんなに情報持ってないのであまり書けてないが・・・)

Twitterが自らTweetしないとあまり面白くないのと同じで、こういうCGM的な機能は自ら発信していかないと、全体的に盛り上がりに欠ける状態になってしまう。
この辺が日本でfoursquareがうまく行くかどうかのポイントなのかもしれない。
(日本でも既にこういったロケーションベースのクチコミはいくつかあるから難しいのかも?)



もう一つのソーシャルな側面が「Friends」だ。
Venueの画面から一つ戻って、ログイン直後の画面に戻る。
「Nearby」タブの横の「Friends」のタブを開いてみよう。
そうすると、「Friends」になった人達が最後にどこでチェックインしたのかが分かる。
友達と位置情報を共有できるいうワケだ。

この「Friends」は、要するにマイミクみたいなもの。
Twitterのフォローとは違って、申請→受諾というプロセスを経てFriendsになることができる。
(位置情報を共有するので、受諾のプロセスは必須ということなのだろう)

ただし、チェックインという行為自体がユーザーの能動的意思によるものなので、Google Latitudeのように常にリアルタイムで位置情報ダダ漏れということではない。更に言うと、現在いる位置から数十メートル程度遠いVenueにチェックインできたりもするので、Latitudeのような正確な位置情報ではなかったりもする。
この辺は上手く作ってるなぁという感じがする。

これの使用シーンとしては、例えば友達がいつもの飲み屋にいるかどうかを確認するとか?なのかな(僕の場合はリアル友達のFriendsがいないので、あまり分かってなかったり)。
いずれにしても、この辺がfoursquareのソーシャルな側面ということになる。

「Friends」タブの画面でmenuボタンを押すと、「Shout」とか「Leaderboard」というメニューがある。
「Shout」を選ぶと上の右画面みたいなのが出てくる。
要するにFriends全員にメッセージを出すことができたり、Twitterにつぶやいたりできる機能だ。

ただ、Android版のアプリだけなのかもしれないが、こうしたShoutがあまり聞こえてこない作りになっており、そこから会話が発生したりという場面にまだ出くわしていない。
せっかくバックグラウンドで動作できるAndroidなんだから、FriendsがShoutしたら通知領域で知らせてくれる機能なんかがあっても良いハズなのだが・・・。
(そういえば、セカイカメラにもShoutがあるらしいね。Androidユーザーには関係ないけどさ)



メニューから「Leaderboard」を選択すると、上のような画面になる。
要するに「誰が一番ポイントを獲得してるの?」というランキングだ。
Friendsの中でのランキングと、僕の場合は「All Tokyo」のランキングを見ることができる。

ちなみに僕が始めた頃はまだユーザーが多くなかったのか、東京のランキングでも26位という比較的高い順位を取ることができていた(右画面)。今はもうムリっぽいが・・・。

以上が、Android版foursquareアプリでできることの(ほぼ)全てである。

実はLayarからも使えるんです

ところで私事ではあるが、前回のエントリ(HT-03AにEclairのROMを入れた)のとおり、AndroidOSのバージョンを1.6から2.xに上げたせいで、foursquare公式アプリが強制終了するという事態に陥っている。
(OS2.xに対応していないのか、単に僕が使っているROMが悪いのかは分からないが)

これで丸一日近く、どこにもチェックインできなかったら、案の定Mayorを一カ所奪還されてしまった。これは悔しい。
このためだけに折角入れたROMを諦めて、また1.6に戻そうかなぁとすら思った。

そんな悶々とした悩みの中にいたら、今日になってTwitterのTLで「Layarからもチェックインできる」という素晴らしい情報をGETしたので、早速試してみた。
で、結論から言うとバッチリだったので、合わせて紹介しておきたい。
(もちろんiPhoneのLayarからでもできるハズ。これは結構新しい情報かも?)



とりあえず、まずはLayarを立ち上げる。
すると右のような「レイヤー選択」の画面になるので、ここでfoursquareを選択。



すると左のようなフィルター設定画面になるので、適当に設定して「Apply」する。
初回はログインとAuthenticationが必要になるが、全てアプリ内で完結できる。

ログインできていれば、お馴染みのカメラ越しの画面にVenueが表示される(右画面)。
ただこの画面だと、Venueのある方向を向かないと選択できなかったり、そもそも一覧性に欠けていたりと少々不便。
そんな場合は画面左上から「List」をタップすると良い。



Listのビューでは、公式アプリのNearbyタブと同様の表示を得られるので分かりやすい。
ここでチェックインしたいVenueをタップすると、右のようにメニューが表示される。
ここから「Check-in at XXX」を選べば良い。



左のような画面が表示され、無事にチェックインできた。
獲得したポイントが表示されないのは少々寂しいが、背に腹は替えられない。
ちなみに、「Details XXX」を選ぶと右のような詳細画面が表示される。
自分のチェックイン回数やTipsやMayorもキレイに整理されて一画面で表示されるので、これは公式アプリより使いやすいかもしれない。

ということで、Android2.x(Eclair)な人でもfoursquareは使えると。
Layarが比較的重いアプリだしチェックインまでのステップも多いので、公式アプリに比べるとスピーディーさには欠けるが、Mayorを奪われるくらいなら多少の手間は我慢できるというものだろう(?)

foursquareを使ってみて・・・所感

とまぁダラダラとAndroidでのfoursquareの使用法を書いてみたが、「じゃあお前は実際に使ってみてどうなの?」って話を少し書いてみようかと。

うーん、一言で言うと「面白くないこともない」くらいかなぁ。今のところ。
すごくハマるというほどのめり込んでもいないが、「Mayorを取られてないかな」とか多少気になったりする程度には意識しているというレベル。

比較として適しているかは別として、Twitterが最初全く面白くなかったのに比べると、少し敷居は低い気がしていて、最初からそこそこ楽しさを感じる部分がある。
例えばバッジとかポイントとかもらうと、(それが特に物理的・経済的なメリットをもたらさないにもかかわらず)ちょっと嬉しかったりもするし。
あと、立ち寄ったVenueにTipsが書いてあると嬉しかったり。
当然Mayorになれると嬉しいし。
なんか、そういう「ちょっと嬉しい」の集積が僕にとってのfoursquareの意味かな。

ただ、少し厳しめに言うと、とりあえず現段階においては、「ゲーム性」や「ソーシャル性」のいずれも「中途半端」という気がする。
ポイントはいくら集めても今のところ何の役にも立たないし、Mayorになっても自己満足以上のメリットは無いわけで、このままだとインセンティブを維持できるかは極めて怪しい。
Mayorを奪い合うというゲーム性も、そもそもVenueを自分で追加してそこのMayorになっちゃえるとか、全然立ち寄ってもいないVenueにチェックインできちゃうとか、既にMayorとして確立しちゃってる人から奪還するのが極めて難しい(先行メリットが大きすぎる)という辺りで微妙なところ。
ソーシャル性も前述のようにTipsが少なかったり、Shoutが意味なかったりと微妙。

とりあえずAndroidだと位置情報サービスとしてコレくらいしか面白そうなのが無いので使ってみてるけど、例えばiPhoneでは使えるようになった「ケータイ国盗り」みたいなのが来たら、ゲームとしてはそっちの方が明らかに面白そうな気がする。

ただ、USではVenueとなったリアル店舗と連携して、Mayorはタダでコーヒーが飲める等の営みが始まっているようで、こういう「リアルとの連動」が日本でも始まると面白くなる可能性はある
例えば指定した期間にチェックインを2回すると割引チケットが貰えるとか。
ただ、これもある意味「コロプラ」なんだよなー。
日本の位置情報サービスも実は十分世界に互して戦えるんじゃない?とか思ったりも。

日本のサービスという意味では、「セカイカメラ」がfoursquareの要素を取り込むことも、実はけっこうカンタンにできちゃうんじゃないかと思ったり。
今はソーシャル一辺倒な感じの「セカイカメラ」だけど、ちょっとゲーム性を取り入れて、「リアルとの連動」を作っちゃえば、十分foursquareに勝てるようなサービスになる気がした。
まぁ「セカイカメラ」については、まずAndroidアプリ出してもらわないとダメダメだけどね。

という感じで、とりあえず今はfoursquareを使ってみてるけど、面白いロケーションベースドサービスが利用可能になれば、どんどん試してみたいなぁなどと思っている今日この頃である。

毎度のことながらダラダラ長文失礼・・・。

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