数日前にGoogleの音声検索が日本語に対応したことをエントリしたばかり(HT-03A:Google音声検索キター!)だが、早速これを利用した画期的なアプリが2つも出てきた。
Googleの発表が12/7だったから、たった4日でこういう展開になったということになる。
このスピード感がAndroidだなぁと思う。
やっぱり「INTENTでアプリ間連携ができる」「審査・承認プロセスが無い」「野良アプリがインストールできる」ということが非常に大きいのかなぁと。
あと、開発者の方スゴすぎですよと。
Speech2Tweet
これはADC2入賞アプリのみんな大好き「FxCamera」の作者さん(ymstさん)によるアプリで、既にAndroid Marketで公開されている。
使用にあたっては当然Googleの「音声検索アプリ」が必要。
また、僕のようにカスタムROMのDwangみたいなのを使ってる人は、Speech2Tweetを起動すると「ロケールが違います!」と赤字で表示される場合があるので、MoreLocale2を使った前準備が必要。
この辺は、起動した画面に詳しく書いているし、親切なことに必要なアプリのMarketリンクまであるので、非常に助かる。
ちなみにMoreLocale2では、最初から表示されている中の「Japanese」を選択してもダメで、menuボタンを押して「独自ロケールの設定」を選択し、出てきたダイアログで上のように入力する必要がある。
これをやってから、Speech2Tweetに戻るとアラートが消えてるハズ。
で、改めて起動画面から「スタート」をタップ。
すると例の「お話しください」のダイアログが出るので喋る。
「大きな声で元気よく!」という作者さんのメッセージに笑った。
結果がGoogleサーバーから帰ってくると、認識した内容をポップアップした直後、これを投げるアプリを選択する画面が出る。
ポップアップを見て認識間違いの場合はキャンセルしてやり直せば良い。
認識内容が合っていれば、あとはTwitterのクライアントアプリを選べば、#speech2tweetというハッシュタグ付きで投稿欄に反映されるので、あとは送信するだけ。
非常にシンプルです。
どれくらい認識してくれるかは、上記のハッシュタグでいろんな人がつぶやいてるので見てみるのが一番早いかと。
2~3単語の文章くらいまでなら結構イケる感じがした。
「XXなう」とか「おはようございます」の挨拶とかは余裕。
iPhoneでも「しゃべったー」という音声認識Twitterアプリが出ているが、どれくらい精度の違いがあるのか、ちょっと興味があるなぁ。
(残念ながら僕のiPod Touchでは「しゃべったー」を使えない・・・)
simejiのマッシュルームアプリ「江戸です」
もう一つが、simejiのマッシュルームとして、こちらのサイトで公開されている「江戸です」。
不思議なアプリ名だが、これも強烈に便利だ。
起動方法は通常のマッシュルームアプリと同じ。
simejiキーボード左上のマッシュルームボタンから。
あとは例の「お話しください」のダイアログが出るので喋る。
認識が帰ってくると自動的にsimejiで入力しようとしていたところに入る。
以上。これも極めてシンプル。
これが有用だなぁと思うのは、simejiも使っているOpenWnnが人名や地名等の固有名詞にあまり強くないから。一方で、Google音声認識はこうした固有名詞に強いのだ。
例えば上の例のように「長万部」といれようとして「おしゃまんべ」で変換してもOpenWnnだと変換できない。でも「江戸です」経由だとしっかり認識して入力できちゃうと言うわけだ。
Google音声検索で検索可能な範囲については、「今度は「Google音声検索」でGoogle先生に戦いを挑んでみた (ITmedia)」でかなりの挑戦を試みてるのが参考になるかも。
こうやってスゴいスピード感で利便性が拡張されていくAndroidはやっぱり面白いなぁ。
などと改めて思う今日この頃であります。